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テロメアと細胞老化
細胞分裂の回数を制限するHayflick limit(人間の体細胞は約50回)の仕組みは、テロメアが短くなることであるとされています。テロメアは哺乳類では(TTAGGG)が多数繰り返された配列がDNAの端にくっついているもので、染色体としてまとまる時の末端の保護に役立っていると考えられています。下記wikipediaにわかりやすい写真がでています。 https://en.wikipedia.org/wiki/Telomere 細胞分裂のたびに、DNAをほどいて全コピーするときに端がどうしてもコピーできないため短くなっているということです。生殖細胞と血液幹細胞は例外で、テロメアを長い状態に戻すテ…