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五輪書(6) 火の巻1
金曜日の読書「五輪書」は「火の巻」の1回目です。この巻では、戦いの具体例を1対1の場合と、軍勢を率いる場合の両方について解説しています。宮本武蔵の寿命が尽きつつある段階で書かれたので、まとまりに欠けますが、戦いの心構えを言語化してあって、面白く参考になります。 今週は1対1の戦いについて紹介します。 1 「場の勝ち」 戦いの場を把握し、自分が有利に、相手が不利になるように動いていく。 2 「先(せん)を取る」 自分が仕掛ける、相手の攻撃を防衛する、両方から攻撃する、3つの場合があるがどちらもタイミングを見計らって相手よりも速く動いて「先」を取る。 3 「枕のおさえ」 相手が攻撃しようとする動作…