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Justice 第八章 アリストテレスの主張
今週のJusticeは、第8章”Who deserves What? / Aristotle”です。古代ギリシャのアリストテレスの正義論を論じます。古代の議論がなぜ8章に置かれているかは、まだわかりません。緻密に構成されていると思うので、意味があるはずです。さて、この章ではリバタリアン(自由至上主義者)が「選択の自由」を、ロールズが「公正」を正義の条件として重視したのに対し、「名誉や報酬を受け取るのにふさわしい人か?」という観点を重視するアリストテレスの主張を論じています。最高級の楽器を与えらえるべき人は、最もうまく演奏できる人である、というのは確かに正義の感覚の一部で…