世界の研究所 International Monetary Fund (IMF,国際通貨基金)

今週の世界の研究所は、International Monetary Fund(IMF,国際通貨基金)です。ここは米国ワシントンDCにある国際的な行政機関ですが、研究者を約160人(名簿と経歴・業績がwebにあります。日本人も数人います)かかえており、各種レポートを無料で出版しています。日本語のページもありますが、一部最新情報は訳されていません。 https://www.imf.org/ja/Home https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%80%9A%E8%B2%A8%E5%9F%BA%E9%87%91 によると、各国中央銀行のと…

世界の研究所 Institute of Quantum Optics and Quantum Information (IQOQI) – Vienna

今週の世界の研究所は、オーストリアの Institute of Quantum Optics and Quantum Information - Vienna (IQOQI-Vienna、ウィーン量子光学および量子情報研究所)です。ここはオーストリア科学アカデミーの下にあり、7つの研究室があります。先週末に紹介したQUESS (Mozi) 衛星を用いた実験などを行っています。Missionは、”theoretical and experimental research on the foundations of quantum physics, quantum information and …

世界の研究所 Biodegradable Research Institute

連休は終わりましたね。私は近場を歩き回って気分転換ができました。 今週の世界の研究所は、米国の”Biodegradable Research Institute” です。 https://bpiworld.org/ ニューヨークの中心部にあり、従業員100名あまり、生分解性プラスチックの認証を与える仕事をしている機関のようです。組織形態がよくわかりませんが、国の機関とのかかわりは書いていません。会員企業になるには$8000=100万円の年会費が必要なようですから、民間(営利企業?)ではないかと思いますが、NIST等公的機関も検定サービスなどには高額のお金を取ります。目の…

佐賀藩精錬方

佐賀藩は肥前藩とも言い、長崎の警護を担当していたことから外国の情報が入手しやすく、国防に危機感を持った10代藩主鍋島直正侯の命により研究所である「精錬方」が設立されました。日本赤十字を設立することとなる佐野常民を中心に、からくり儀右衛門こと田中久重(東芝の創業者の一人)ら、技術者を全国から招聘しました。佐賀藩は35.7万石で、全国の石高が3237万石(明治の最終統計なので直接比較は良くないですが)ですから、当時の日本のGDPの約100分の1です。俗に、藩の数は300諸侯といわれています。江戸時代は財政が独立で、地方分権色が強かったことがわかります(将軍家は全国の石高の半分を持った巨大な藩とみな…

世界の研究所「韮山反射炉」と「佐賀藩精錬方」

今週の世界の研究所は、世界遺産の一部でもある「韮山反射炉」と「佐賀藩精錬方」をとりあげます。 https://www.city.izunokuni.shizuoka.jp/bunka_bunkazai/manabi/bunkazai/hansyaro/ 戦国時代の1543年にポルトガルの脱走船(タイから)の漂着により種子島に鉄砲(火縄銃)が伝来してから、刀鍛冶による国産化(<1年)と武士による使用法研究で鉄砲は全国に普及しましたが、江戸幕府では実戦の必要がなくなり、4家(すぐ2家に減少)の世襲による鉄砲方が鉄砲術を武術の一種として維持しました。ところが、幕末に欧米諸国が来航するようになり、対抗…

世界の研究所 United States Institute of Peace (USIP)

今週の世界の研究所は、米国平和研究所 (United States Institute of Peace, USIP)をとりあげます。いろいろ心が痛むニュースがある中で、社会を良くするために少しでも役立ちたいものです。 https://www.usip.org/ https://en.wikipedia.org/wiki/United_States_Institute_of_Peace ここは国立(American federal)の研究所で、1984年レーガン政権のときに設立されました。年間予算は40億円強、職員300人です。研究の他に外交や交渉の訓練をしており、wikipediaによると設…

世界の研究所 ベルギー Solvay社

今週の世界の研究所は、ベルギーのSolvay社を取り上げます。日本を含む世界中に展開していて、研究所も各国にあります。炭酸ナトリウムのソルベー法(アンモニア・ソーダ法)を高校化学で習うと思いますが、発明者Ernest Solvay(1838-1922)が起こした会社です。ソルベーは23才のときに、現在も使われているあの芸術的な反応の組合わせを開発しました。Solvay社は化学会社の規模ランキングでは世界25位です(下記50位ランキングには日本勢は8社入っています。そのうち分析してみましょう)。 https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_largest_chem…

世界の研究所 米国 National High Magnetic Field Laboratory (国立強磁場実験施設)

今週の世界の研究所は、米国 National High Magnetic Field Laboratory (国立強磁場実験施設)です。Florida State University とLos Alamos National Laboratoryに設備があります。米国はこのようにいろいろな地方大学に国立研究所の設備を併設しています。これは地方大学に活力(予算面(間接経費が大学を潤す)と優秀な学者)を与えるいい考えで、日本もすこしずつその方向に動いているように思います。Florida State Universityの施設は院生まで含めると300人いるそうです。 https://nationa…

世界の研究所 中国科学院重慶緑色智能技術研究院

今週の世界の研究所は、中国科学院重慶緑色智能技術研究院を取り上げます。 http://www.cigit.cas.cn/yjycg/kyjz/ ここは、Green & Intelligence を標榜(ひょうぼう)していろいろな加工・計測技術を研究しているようです。中国科学院傘下の研究所は多数ありますが、ここはwebがちゃんと更新されています。重慶は揚子江の上流の都市圏人口3000万人の大都市ですが、夏は猛暑日が続いてかなり暑いようです。80年前の戦争では臨時首都となり、日本の攻撃を受けました。 https://en.wikipedia.org/wiki/Bombing_of_Chon…

世界の研究所 ニュージーランド政府系研究機関 Scion

今週の世界の研究所は、ニュージーランドの政府系の研究所 Scion を取り上げます。 https://en.wikipedia.org/wiki/Scion_(Crown_Research_Institute) ニュージーランドの政府系研究機関はCrown Research Instituteとして統合され会社組織で運営されていて、Scionはその一部で第一次産業や気候変動、生物工学の科学研究を行う組織のようです。ニュージーランドは人口は500万人弱、北海道くらいですね。面積は27万平方キロで、日本の3/4。林業が盛んなので、Scionはドローンを使った森林管理の研究もしています。 http:…