連休は終わりましたね。私は近場を歩き回って気分転換ができました。
今週の世界の研究所は、米国の”Biodegradable Research Institute” です。
https://bpiworld.org/
ニューヨークの中心部にあり、従業員100名あまり、生分解性プラスチックの認証を与える仕事をしている機関のようです。組織形態がよくわかりませんが、国の機関とのかかわりは書いていません。会員企業になるには$8000=100万円の年会費が必要なようですから、民間(営利企業?)ではないかと思いますが、NIST等公的機関も検定サービスなどには高額のお金を取ります。目の付け所がいいと思います。試料を渡すと、認証のための実験は世界17か所の民間の検査機関、大学や公的研究所に委託しているようです。日本には委託先はありません。日本には同種の団体はないようですが、必要になると思うのでいずれ業界団体等の傘下に(国の了解を得て)できるでしょう。
生分解性プラスチックは素材の開発が主に行われていましたが、先週、PETを従来の数十倍の速度で分解する酵素を開発したという報道がありました。機械学習を使ったそうです。今週はこの論文を解説して、時間が余ったら生分解性プラスチックの現状についても調べましょう。
https://news.utexas.edu/2022/04/27/plastic-eating-enzyme-could-eliminate-billions-of-tons-of-landfill-waste/
英語は上記機関のwebから
third-party verification 第三者の認証
compostability コンポスタ「ビ」りティ 堆肥(たいひ)化できること
compost 「コ」ンポスト 堆肥
manufacturer マニュ「ファ」クチュラ 製造者
consumers コン「スュ」ーマーズ 消費者
what ingredients they can use どの成分を使ってよいか
food scraps and yard trimmings 食物ゴミと庭の剪定ゴミ
“The BPI Certification process is rigorous and ensures that items can be cycled back into the soil safely at a commercial composting facility. ” BPI認証手続きは厳格で市販の堆肥化装置で土に戻せることを保証する。
carcinogens カー「シ」ノジェン 発がん物質
勇み足 overeagerness, rashness, going too far, overreach oneself, overstep the mark 等