企業会計 financial ratio analysis 会計指標分析

今週の企業会計は、financial ratio analysis 会計指標分析 を取り上げます。これはB/S, P/L, CF 等財務諸表から指標を算出して分析するものです。下記を参考にしました。これがスラスラできると役に立ちそうです。「ただし、これは経理担当者か外部の専門家の仕事で、できれば経営者の方は分析ではなく「判断すること」に注力して頂きたいところです。」と書いてありますが、ある程度分からないと判断もできないでしょう。 https://meetsmore.com/services/tax-accountant/media/53612  関連して下記の資格があるようですね。時間ができた…

haptics のデモンストレーション

haptics(触覚技術)は、五感(見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触る)の中で「見る」「聞く」に次いで電子的に作れるようになったものではないかと思います。ベンチャー企業がいくつも立ち上がっており、製品を身近に見るのも遠い将来ではないと思います。下記は、英国王立協会のクリスマス講義の一部のようです。 https://www.youtube.com/watch?v=uPnHzQ7qJ2Y 講演全体は下記です。各年度のものがたくさんありそうです。 https://www.rigb.org/christmas-lectures/watch/2014/sparks-will-fly-how-to-hack-…

企業会計 privatization と Management BuyOut (MBO)

今週の企業会計は、privatization (株式公開廃止)について紹介します。public company(公開会社)は、株主に経営の状況や計画をinvestor relations (IR アイアールという)で知らせる義務があり、競合他社に真似される危険があるため、management buyout (MBO、経営陣が株式を全部買ってしまって非上場にすること。市場価格よりも高い額を提示して買い集める)が行われます。株式上場は大きな設備投資などに必要なお金を株主から集めるのが目的なので、ソフトウェアなどのデジタル技術、ファブレス製造業、サービス産業などは必ずしも株式を公開する必要はないこと…

企業会計 start upで重要な調整後売上原価(reconciled cost of revenue)

しばらくお茶を濁していましたが、今週は金曜日の企業会計をまじめに?やりましょう。今週扱ったButterfly Network社の情報が下記です。 https://finance.yahoo.com/quote/BFLY/ によると、Market Cap 時価総額 1.8B$(2030億円)なので、Unicorn企業の条件≧1B$は満たしています。Unicornのリストから外れたのは、創業2011年なので、10年を超えたからのようです。このweb siteのFinantials>Income Statement (損益計算書PLとほぼ同義)を見ると、Gross Profit (売上総利益)…

スマホ表示型 超音波撮像装置

Butterfly Network社のスマホ表示型 超音波撮像装置(20万円、通常診断装置は2013年に200万円という広告がありました)について調べました。驚いたことに、Butterfly Network社の創業者 J. Rothberg(技術者兼起業家で、DNA配列解読装置で有名)を筆頭著者として今年の5月にPNASに論文が公開されています(open access、タダで読めます)。 https://www.pnas.org/content/118/27/e2019339118 この論文は分野外でも一読に値します。従来、圧電素子で造られていた多数の超音波発生装置をシリコンチップ上のMEMS…

世界の研究所 Butterfly Network社

今週の世界の研究所は、先週金曜日に紹介したアフリカの本に出ていたイギリスのButterfly Network社です。ユニコーン企業として紹介されていましたが、時価総額が下がって外れたか創立10年を超えてはずれたようです。ユニコーン企業は、時価総額10億ドル(1 billion dollars, 1130億円)以上、設立10年以下の会社のことのようです。 https://www.bridge-salon.jp/toushi/unicorn/ 日本は495社中、5社くらいしかないですね。人工知能、人工蜘蛛の糸の会社も入っていますね。 https://en.wikipedia.org/wiki/Li…

企業会計 番外編2 アフリカで売れる人工毛髪

金曜日はここしばらく企業会計を解説したいと思っていますが、今週も準備が間に合わないので、最近通勤中に読んだ(聴いた)本から。「超加速経済アフリカ: LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図  椿 進 (著)」 キャッシュレス経済やインフルエンサーによる広告が進んでいるのが印象的です。銀行がないため、スマホの通信会社が銀行の代わりになっているようで、たくさんのキャッシュカード・ポイントカード等持ち歩かなくて済むので確かに合理的です。また、マイナンバー一つですべてが処理できるのも便利そうです。アフリカでの数少ない日本の会社の成功例としてカネカロン(1957年開発、アクリロニトリルと塩化ビニルの共…

永久磁石を使わないモーター

日産工場の動画の続きです。 https://www.youtube.com/watch?v=djcWCrFXQFs で、9分0秒くらい13分までモーターの説明です。永久磁石を使わないモーターにはびっくりしました。続いて出てくる自動コイル巻き付けロボットがすごいです。これも設計と作りこみが大変でしょうね。一時間に36~72台分が作れるとのことです。1日24時間稼働させると864~1728台、月産2.5~5万台、まあ最初は十分ではないでしょうか。 永久磁石は希土類(特に、高温での減磁をさけるためディスプロシウム添加)が不可欠なので、国際情勢と希土類市場価格に依存します。これがいやなのでしょうね。そ…

Industry 4.0 の無人組み立て工程

今日は祝日ですが、オンライン学会があるので「今日の英語」送ります。昨日の動画 https://www.youtube.com/watch?v=djcWCrFXQFs で、6分30秒くらいから車体の組み立てです。完全自動化できていますね。黄色いロボットはFANUCのロゴがあります。 テスラの下記工場と比べても進んでいます(テスラは組付け時に人が居る)。ここも黄色いロボットがいますね。 https://www.youtube.com/watch?v=C_Fj1n9YViY これだけ自動化が進むと、少子化でも心配ないですね。 これがIndustry4.0だとすると、システムやプログラムを作る人はめち…

Industry 4.0 の塗装検査

日産の新型アリアの工場がwebに載っています。Industry 4.0を頑張っていると思います。 https://www.youtube.com/watch?v=djcWCrFXQFs 2分38秒頃からの塗装ロボットは人間の腕のような動きをしますね。 3分42秒頃からの塗装自動検査装置が面白いです。縞々を動かすと埃(ホコリ)が検出できるのはなぜでしょうか? https://www.takano-kensa.com/kensa/technical/zebbra/ が本家のようです。 https://www.j-platpat.inpit.go.jp で「タカノ株式会社 画像検査」で検索したところ…