紙面位置認識の特許

紙面に場所によって異なる細かいパターンを印刷して位置を認識させる基本アイデアは、スウェーデンのAnoto AB(アノト社)の創業者Crister Fahraeus 氏の博士論文(1996)で、その年に会社が設立され、その子会社がAnotoだそうです。同氏は今は、Angel投資家になっているようです。このアイデアは画期的ですね。日本ではAnoto ABが2001年に特許出願しています。 Anoto ABは、スウェーデンのルント(Lund)市で1999年に設立されたそうです。 ルントは古い町で、12世紀にできた聖堂が有名です。また、MAX Lab放射光があります。 https://www.anot…

AMDがXilinxを買収

AMDがXilinx(ザイリンクス)の買収を発表しました。$35B(billion dollars)=3.7兆円です。 https://www.investors.com/news/technology/amd-stock-xilinx-stock-acquisition-news/ Xilinxは1984年創業なので、36年でゼロから3.7兆円になったということになります。 AMDもXilinxもアメリカ企業ですが、どちらも社長は台湾生まれの技術者出身です(Nvidiaもそうです)。台湾系、インド系は先端産業で活躍しています。皆さんのライバルは彼らかもしれません。ビジネスのやり方を学びたいで…

Amazon AWS

計算化学の遠隔講義で、Linuxを使った実習をどうするか悩みましたが、受講者全員がWSL(Window Subsystem for Linux)を入れてソフトをインストールするのは難しいので、 AWS (amazon web services)を使ってみます。AWSはweb上の計算サーバーのようなもので、こちらでインストールしておけば受講者はソフトを使えるはずです(今週金曜日から始まりますが、まだできていません・・・)。1時間100円以上、人数分必要で高いですが、教育用は1年間35ドル/人まで無料にできるようです。無料で行けるのではないかと期待しています。AWSは政府のシステムをクラウドにする…

CASE と SGDs

近未来とビジネスに関するbuzz wordを2つ紹介します。 CASE: 自動車業界での今後の潮流と言われている connected, autonomous, shared, electricの略です。自動車はこれから大変革がおこると思います。どの業界も似たようなものですが、しばらくは安定を求める人向けの職場ではなくなるでしょう。 https://global.toyota/jp/mobility/case/ SDGs: Sustainable Development Goals エスディージーズ 予算申請書や大学評価にも使われます。北海道大学は日本の大学でSDGsへの取り組みが国内一位と評価…

ロボット調理

web開催の研究会で下記の冒頭の動画を紹介されました。真の用途は料理ではなく、化学・生物実験に向いているのではないか、というのが大方の意見だと思います。価格によりますが、実験室の自動化は進んでいくでしょう。 http://www.moley.com 料理については既にお饅頭やパンの機械があります。量産か、多様化か、というところですね。下記は名前が面白いです。動画もよくできています。 https://www.rheon.com/jp/topics/page.php?id=503 (下記は音量注意、後半のパン生地をシートでつくるところはいい工夫ですね) https://www.youtube.co…

超小型加速器

以前、シンクロトロンなどの高周波加速器の交流電圧を1点だけにかけたらどうなるか考えたことがありますが、調べたらすでに実用化されていてがっかりしました。下記の会社はその技術を用いた超小型加速器製作でビジネスが成立していてすごいと思います。約30年前に私が長期インターンでアメリカDuPontの研究所にいたときに、この社長さん(当時、住友重機)の売込みのセミナーがあったのを覚えています(”Bench top synchrotron”という題でした)。超小型シンクロトロン(立命館大学にある放射光施設 Auroraなど)だけではなく、その後、タングステン微小ターゲット(μmサイズ…

プログラム言語と年収

得意とするプログラム言語と年収の関係(もちろん、プログラマーのです): https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00138/082100615/?P=2 COBOLは銀行の古いシステムのデータベースなどを新しいシステムに作り替えるときに解読する必要があります。言語だけではダメで、古いデータベースの解読ノウハウなど、特殊な経験が必要で高価になります。また、COBOLのプロは高齢者のため年功もあるかもしれません。プログラム系のアルバイトするならば、単発仕事が多く、コードが短いweb関係がいいと思います。wordpressはバージョンアップでかなり面倒…

加圧式ボールペン(3)

Fisher Space Penのビデオつづき。 こちらは量産設備。40秒くらいからのペン先の加工(油の中で多段階)が面白いです。冷却+潤滑の油の中で削って最後にボールを入れて絞っていますね。精密絞り加工は日本が得意とする技術で、ボールペンのペン先は日本製の人気が高いです。油にも秘密があります。この量産設備に対して、一昨日の手作り設備の役目は何でしょう?新製品の試作でしょうか?この設備も小さいですが、1秒に1本くらいできますね。この会社は従業員は51-100人とのこと。前のビデオの若いほうの人が社長のようです。飛行機の中でインク漏れをするボールペンがありますが、知らないで加圧式を買っていたかも…

加圧式ボールペン(2)

昨日の加圧ボールペンの会社Fisher Spacepenの動画がありました。信じられないくらい小さい設備で世界展開していますね。 「一つ一つ手作り」はこんなものです。オリジナルなものを作れば、やり方はいくらでもあるということです。我々も頑張りましょう。全部見ると長いので、下記、7分くらいからカシメ工程。 https://www.youtube.com/watch?v=TzSthnzOpWk 暇な人にクイズです。製造装置を説明してくれている恰幅の良いTシャツのおじさんの給料はいくらにすべきでしょうか?(答は知りません)この会社のペンはamazonで4000円~16000円と高価です。ブランド力は…

加圧式ボールペン(1)

「加圧式ボールペン」というのがあります。 上向きで書くとインクが出なくなる欠点を無くすために1967年に開発されました。 密閉容器に入れて2-3気圧かけておく方法と、 弁を使って、ノックするときに加圧する方法(日本発)があります。 https://www.spacepen.com/about-us.aspx https://matome.naver.jp/odai/2139399436971023501 recognition 認知(度) dementia 認知症 デメンティア メにアクセント awareness 認識、認知 perception 認識、知覚 > perceptron パーセプ…