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63Niを使った原子力電池
昨日の記事で「眉唾」と書いてあった63Ni原子力電池についてみてみましょう。63Niは62Ni(安定同位体)に中性子を照射するとできるそうです。β崩壊で電子を出して63Cu(安定同位体、天然の銅の60%を占める)に変わるので、壊変後は安定です。ベータ線(電子)のエネルギーも平均17keV、最高66keVなので低エネルギーの部類に入ります。反射高速電子線回折(RHEED)のエネルギーが20keVなので、それを超小型(物質のみ)で作れるのは魅力的で、ガスクロマトグラフィ、帯電防止装置、遮蔽能力を測定する厚さ計などに使われています。密封線源の場合は管理が緩いですが、紛失すると届け出が必要です。壊れて…