Posted in技術・工学・物理・数学 物質・化学
高温ガス炉の核燃料は芥子粒くらいのウラン化合物をセラミックコートしたもの
高温ガス炉の特色は、核燃料がセラミックコートされたサブmm程度の微粒子の集合体でできていることです。大きな利点は、核分裂生成物が微粒子の外に出ていかないので安全性が高いこと(これは昨日の「塵」の問題で本当かどうかわかりませんが)、 核燃料の密度をコントロールするのが容易なため、大きさや出力に合わせて燃料を作りやすいこと、核反応を多く起こせること(大きい燃料体は核反応が進むとボロボロになると考えられますが、小さい粒子ならば変形が容易)、などがあげられると思います。日本の大洗に作っている高温ガス炉はpebble bed式でなく、棒状に固めてある(prism block)そうなので、摩擦による発塵は…