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五輪書(4) 水の巻1
金曜日の読書「五輪書」は2巻めの「水の巻」第1回です。水をモデルとして剣術の具体的な「理論」(原文は「利」)を述べています。まず心、目、手、足の使い方の基本の考え方です。 要約します。 心:平常の心が剣術を行っているときの心と変わらないようにする。心を広く、偏りなく、静かにゆるがせて、心に用心して、身には用心をせず。心を濁らせず、知恵も心もいつも鍛錬する。天下の理非、善悪をわきまえ、他人に騙されることを無くす。動かぬ心。 姿勢:顔はうつむかず。目玉はうごかさない。まばたきもしない。少しあごを出して首筋に力を入れる。肩から下は一体と思って両肩を下げ、背筋をまっすぐ。 目:大きく広く見る。「見」と…