世界の研究所: 生成AIのLore Machine社

先週、高名な漫画家が亡くなったニュースが世界をめぐりました。今週は、3月5日に公開されたAI漫画家および動画生成サービスのスタートアップ Lore Machine社 をとりあげます。
https://www.loremachine.world/

I used generative AI to turn my story into a comic—and you can too


会社のyoutubeは下記。


30000語までの物語を英語で打ち込むと、漫画、アニメや実写ぽい動画にしてくれるサービスです(1か月10ドル~)。絵柄や登場人物の顔かたちは生成した候補から選択できるようになっているようです。本当に働くなら、プロンプト入力で絵を描いてくれるAIから
一段進んだ感じです。進化のスピードは思ったより早いですね。AIが人間を追い越す、いわゆる”singularity”の到来をまさに見ているのかもしれないと思ってしまいます。
このサービスは物語専用ですが、教育マンガや機械の取扱説明書を漫画にするなど、需要はたくさんありそうです。
技術的細部が公開されているかどうかはわかりませんが、今週はこのシステムが何をやっているかを調べてみましょう。下記記事には
“The company creates visuals by using the popular Stable Diffusion AI image generator, but has built its own technology to synthesize text.”
とあるので、画像はStable Diffusionですが、テキストからプロンプトを生成して、さらにそれを動かすのは人間により近づいている(多くの人の能力を超えている?)感じです。
契約しないと中身がわからないので申し込んだのですが、申し込みが殺到していると思うので、今週間に合うかどうか。
“The platform will allow text inputs of up to 500,000 words in a couple of months, Campion added.”
とあるので、30000語入力だとここ数か月では133回しか操作できないということでしょうか。必要な計算量が大きすぎるのでしょう。この会社はどうなるかわかりませんが、同様の動きは続くと思います。
高性能の半導体の需要がますます高まりそうで、日本の半導体企業や教育をする我々にも追い風です。

英語はこの会社に関する記事から。
https://ca.news.yahoo.com/ai-start-lore-machine-funding-140340923.html
lore ろア 物語
folklore 「フォ」ークろア 民話
“with the highest-priced tier aimed at enterprises” 最も高い価格のは企業向けです。
tier ティア ひな壇の段、層、列、結びつけるもの(<tie) level 11 a cake with five tiers 5段のケーキ
enterprises 企業
fundraising 資金を募ること
Reuters ロイター通信社
“… We are profitable and have significant revenues in Q4 and Q1 of this year from our partnerships.”
profitable 利益をあげられる
significant 顕著な
revenues レヴェニューズ 収入、収益、歳入
Q4 and Q1 第4四半期と第1四半期   Qはquarter

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