マキャベリ (10) 運命の変転に自力で備えよ

今週のマキャベリ「君主論」は24章~26章です。最終章26章は、フィレンツェの新領主ロレンツォ・デ・メディチへの提言です。外国勢力の介入で混乱しているイタリアを取り戻してほしい、そのためにはこれまで述べてきたように軍備を鍛え、人心を引き付けるべきである、と言っています。結局メディチ家の顧問として1516年から10年間雇われたのですが、1527年5月にスペイン=神聖ローマ帝国(カール5世)のローマ侵攻に伴う政変でメディチ家がフィレンツェから追放されるとき一緒に追放されてしまい、失意のうちに病気になり1か月後に死去しました(58才)。それを知って下記を読むと感じるものがあります。 ・人間というもの…

シェールガスはなぜ流行らなくなったか:温室効果ガスであるメタンが漏れるため?

米国のシェールガス(シェールオイル)開発はバイデン政権になってからぐっと下火になったように見えます。理由は私の理解では、民主党政権は環境問題に敏感で、界面活性剤を含む高圧水を地中に入れるのに抵抗があるようです。昨日の60minという番組( youtubeで2010年の録画を公開)では、水道水のトラブルや地震について言及がありました。去年の大統領選挙の時のテレビ討論でやりあっていました。 https://www.youtube.com/watch?v=f8isArC7hCg シェールガスに力を入れている石油掘削業者Halliburton社の会長が共和党ブッシュ政権のの副大統領だった関連もあるかも…