No B.S. Price Strategy(2): 2章3章 賢い無料と割引の使い方

金曜日の読書”No B.S. Price Strategy:…”は第2章と第3章です。2人の著者がそれぞれ、割引セールや無料提供に関する警告と賢い使い方を述べています。
重要そうなところをまとめると:
・無料、割引は劇薬。使うなとは言わないが、使い方は十分考える必要がある。
・無料提供の危険性の例は新聞。新聞社はネットニュースを無料にしたため有料化に苦労している。紙の価格ではなく情報に価格をつけるべきなのを軽視していた。
・割引も危険。客寄せなどでどうしてもやる必要がある場合は予測不可能な方法でおこなうこと。定期的にやったら割引価格でしか買わなくなる。
・割引は質の悪い客を呼び寄せ、口コミにもマイナス。
・消費者は安いものよりも高いものを良いものだと考える先入観が働く。これは明確な実験結果が出ている。
・割引をするのが効果的な場合もいくつかある。例えば、先行予約や早期割引など確実性にかかわる場合と、紹介者割引のような、客層拡大に役立つ場合。
・逆に、特別な商品やサービス(prestige)は絶対に無料や大幅な割引をしてはいけない。すべての商品の価値が棄損(きそん)される。
・割引しすぎだと顧客に警戒される。その場合は見返りとして寄付をさせるなどの義務をつけるとよい。例えば服の安売りに下取り(寄付前提)を課すとかえって売り上げが上がった。2つの似た店舗で下取り有り無しの実験をして調べた。

”When you offer a discount you are taking the focus from the value you provide and placing it squarely on your price. There is no way to escape that. To maintain higher prices you have to be adept at selling value. Discounts erode your ability to do that. Any reduction in prices can damage your price integrity.”
discount 割引
be adept at ~に熟達する 「ア」デプト
erode 侵食する
price integrity 価格の公正さ・一体性・正当性 integrityは日本語とずれた単語です。
stampede of customers スタン「ピー」ド 顧客が殺到すること
“If and when you discount, get quid pro quo”
quid pro quo ラテン語 クィド プロ クオ 何かに対する何か→見返り something in exchange, something contingent with some services or goods
contingent も 日本語とずれている言葉です。 1.偶発的な、不測の 2. 付随した、条件付きの ここは2です。
a contingent worker 非正規労働者

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