10年前にこんな大発見があったとは知りませんでした。4500年前のクフ王のピラミッド建設の業務日誌(著者の名がMerer)が見つかっています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Diary_of_Merer
wikipediaはよくまとまっているようですが、日本語版はないですね。
採石場から石灰岩のブロックを船でピラミッド建設地のギザまで運んだ記録がよく残っている部分だそうです。
ピラミッドの外壁の石(2-3トン)を30個ずつ40人がこぐ船で10日間で2~3往復したとのこと。1か月に200個を運んだということです。
2-3トンの石を切り出して運ぶ(コロを使用?)のは重労働ですが、船に乗せる方法も簡単ではなさそうです。
ヒエログリフは絵文字なので日記を書くのもたいへんそうです。
なぜそんな日誌が紅海の港の洞窟にあったのか、が謎ですね。本を読んでみたくなります。
残念ながら日本語訳はまだないようですが、日経ナショナルジオグラフィックが先週取り上げたので、いま訳しているところかもしれません。
英語は https://en.wikipedia.org/wiki/Diary_of_Merer から
Fourth Dynasty of Egypt エジプト第4王朝
corpus 文書の集成、全集、死体 level 10 変な意味ですが、ラテン語で「総体、身体」から。複数形はcorporaまたはcoupuses
habeas corpus ハビアス コーパス 人身保護令状
Dead Sea Scrolls 死海文書
allusion ほのめかし、暗示、引喩、あてつけ 動詞は allude 例 Whom do you allude to? 誰のことをあてこすっているのかい?
in the 27th year of the reign of pharaoh Khufu クフ王治世の第27年
pharaoh ファラオ
reign 治世、王国
“Though the diary does not specify where the stones were to be used or for what purpose, given the diary may date to what is widely considered the very end of Khufu’s reign, Tallet believes they were most likely for cladding the outside of the Great Pyramid.”
cladding 外にかぶせたもの。金属細工に使う言葉のようです。 光ファイバー optical fiber の屈折率が高い芯はcore, 外側の屈折率が低い部分をcladdingと言います。半導体レーザーにも使います。