世界の研究所 欧州宇宙機構の探査機 Hera

今週木曜日はふたご座流星群です。今年は晴れていればたくさん見えると予想されています。流星は地球軌道上の岩(”小さい”小惑星)が地球と衝突してできるものです。流星群は、小惑星がたくさん集まっているところを地球が通過するときに見えます。
今週の世界の研究所は、European Space Agency (ESA)の宇宙探査機Heraを取り上げます。
https://www.esa.int/Space_Safety/Hera
この探査機のミッションはちょっと込み入っていて、小惑星が地球に衝突するのを回避する計画に関するものです。映画「アルマゲドン Armageddon」(1998)では、小惑星に着陸して爆弾を仕掛けて地球を救いましたが、現在の国際的な計画では、人工衛星を衝突させることにしています。


Heraはギリシャ神話の女神の名前で、なぜこの探査機の名前かはわかりませんが、ゼウスの浮気を探知する能力に優れているので、探査機と小惑星のランデブーを調べるのにふさわしいためかもしれません。
昨年の9月にNASAのDART計画で宇宙機を小惑星に衝突させました。Heraは衝突の後どうなったかを現地調査するために2024年10月に打ち上げられます。今週は、流星群と小惑星の関係、DART計画の詳細、Heraについて調べていきます。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/152292

英語は https://www.esa.int/Space_Safety/Hera と解説動画から。
asteroid アステロイド 小惑星
deflection 偏向、そらすこと
post-impact survey 衝突後の調査
autonomous navigation オー「ト」ノマス ナヴィ「ゲ」イション 自動操縦
rendezvous 「ラ」ンデヴー (フランス語、逢い引き)
a binary asteroid system 連星系小惑星
“… all the different pieces of software work together and they do what is supposed to be alone into space. This entails not only doing nominal operations, but more importantly to be able to react in case of failures”
entail 伴う  話し手はイタリア人のような名前ですが、this entails…は 我々には使いにくい言い回しです。
“… Hera will not only receive her metaphorical wings proving her worthy of flight”
celestial body’s orbit 天体の軌道
metaphorical 比喩的な メタ「フォ」リカる
worthy of flight は、”airworthyness” 飛行機の「耐空性証明」 からきていると思います。

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