昨日出てきた好酸球(eosinophil)に関する最近の(10年前ですが)レビューは下記です。Fig.2を見るといかに多くの過程が絡み合っているかがわかります。
https://www.nature.com/articles/nri3341
血液中に放出される様々な伝達物質がかかわっています。例えば小型のたんぱく質である「ケモカイン」は50種類以上あります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%B3
花粉症の薬でアレグラにはお世話になっていますが、これはヒスタミン受容体に結合してブロックするアミン分子です。たくさんの薬が作られましたが、眠くならない特徴があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%AD%E3%82%BD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8A%E3%82%B8%E3%83%B3
ヒスタミン受容体は4種類が知られていて、アレルギーはH1受容体(即時作用)とH4受容体(遅延作用、好酸球・マスト細胞などを活性化)がかかわっていますが、H3受容体は中枢神経に作用します。H1とH3の両方に結合すると眠気を催しますが、アレグラはH1にしかくっつかないので眠くならないということでしょう。開発したのはフランスの製薬会社だそうですが、よく見つけましたね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93
ヒスタミンにはからみあった多くの働きがありますね。
英語は https://en.wikipedia.org/wiki/Histamine_receptor から。
histamine ヒスタミン
endogenous ligand
circadian cycle 概日周期(24時間) サー「カ」ディアン
systemic 全身性の systemic risk 金融システム全体のリスク https://www.nomura.co.jp/terms/japan/si/A02094.html
bronchoconstriction 気管支収縮
bronchus 気管支
allergy-induced asthma アレルギー誘因ぜんそく
speed up sinus rhythm 心拍数上昇
stimulation of gastric acid secretion 胃酸分泌促進
inhibit antibody synthesis, T-cell proliferation and cytokine production 抗体合成、T細胞増殖、サイトカイン生産の阻害
proliferate プロ「り」フェレイト 激増する、増殖する、はびこる、拡散する
Nuclear Non‐Proliferation Treaty 核拡散防止条約