免疫の教科書でおすすめは、「休み時間の免疫学」斎藤紀先著・講談社です。定期的に情報が更新されていて、現在2018年の第3版です。
厚生労働省の下記解説もわかりやすい読み物です(pdf注意)
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/dl/jouhou01-17.pdf
アレルギー反応には4種類あります(GellとCoombsによる(1963年))。
I型 即時型アレルギー、アナフィラキシー型:抗原が来た直後の一連の反応とそれ以降の遅延型反応
II型 細胞障害型:免疫反応で生じた不要な抗体が免疫反応を誘発して細胞が障害される
III型 免疫複合体型:抗原と抗体の複合体が臓器に沈着し免疫が攻撃し周囲を破壊する
IV型 遅延型反応:免疫細胞の記憶がかかわる慢性のもの
過敏性肺炎はIII型とIV型で、最終的には肺が機能しなくなり呼吸困難になるやっかいなもののようです。
花粉症の花粉は大きくて肺の奥に入らないのでくしゃみで済んでいますが(スギ花粉は30-40μmだそうです)、胞子や鳥の糞の粒子などのように小さくなると厄介だということでしょう。小さい粒子は呼吸器に入れないようにするのが身を守る術だと思います。
明日はアレルギーにおける有名な分子と情報の流れを見てみたいと思います。
recess 「リ」ーセス , break, off hours 休み時間
immunology 免疫学
Ministry of Health、Labour and Welfare 厚生労働省
pollen 「ポ」るン 花粉 level 10
hay fever ヘイフィーバー 花粉症
cedar tree セダー 杉 (cedarはヒマラヤスギで、 日本の杉は Japanese cedarというみたいです)
immune cell 免疫細胞
antigen 抗原
antibody 抗体
immediate reaction イ「メ」ディエイト 即時型反応
delayed reaction 遅延型反応
in the end / eventually 最終的には
respiratory system レスピ「ラ」トリ 呼吸器
difficulty of breathing; dyspnea; respiratory distress 呼吸困難
hypersensitivity 過敏
pneumonia ニューモニア 肺炎
pneumatic ニューマティック 圧縮空気駆動の 例 pneumatic valves “pn” は「息」を表します。
pneumonic ニューモニック 肺炎性の
mnemonic ニーモニック 記憶術の、記憶を助ける 速さ=距離÷時間を「はじき」で覚えるような方法もmnemonicというようです。mnemonic symbols コンピュータの超低レベル言語(機械語)で、2進数の命令を英語の略語であらわしたもの。 mv=move, ld=load, jz=jump when zero など。
suffocation サフォケーション 窒息