フッ素の資源

今日はフッ素の資源を見てみましょう。蛍石(CaF2)とフッ化アパタイト(Ca5(PO4)3F)が鉱物です。いずれもカルシウムを含むので、フッ素がカルシウムを大好きなのがわかります。Fの組成比が多いCaF2のほうが良い鉱物と言えるでしょう。蛍石の産出量を調べると、
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_by_fluorite_production
は2008年の統計ですが、中国が55%の算出です。
https://www.statista.com/statistics/1051717/global-fluorspar-production-by-country/
が2022年の統計ですが、中国がさらに算出を増やしシェアが圧倒的(69%)になっています。
半導体加工用にフッ化水素は欠かせません。米中対立で蛍石をどうするかは、一つの検討項目になるでしょう。当然考えていると思います。実験廃液ではCa2+を入れて沈殿させて埋め立て処理していると思いますが、リサイクルをすることになるでしょう。すでにやっているかもしれません。

※これを書いている途中で、windows11パソコンが勝手にbitlockerを発動してしまって動かなくなってしまいました。別のパソコンで書き直しましたが、短くなってしまいました。パソコンは職場のデータからbitlockerの48桁のリカバリーコードを読みだせなければクリーンインストールとのことで、真っ青です。クラウドも使っていますが、最近の仕事の解析データやプログラムはローカル保存していたのでたいへん困ります。皆様バックアップはこまめに取るようにしてください。また、windowsを使っている人はbitlockerにお気をつけください。

英語は https://en.wikipedia.org/wiki/Fluorapatite から。
“Along with hydroxylapatite, it can be a component of tooth enamel, but for industrial use both minerals are mined in the form of phosphate rock.”
tooth enamel 歯のエナメル質
be mined 採掘される
phosphate rock リン鉱石  鳥のふん由来でないものはFを含んでいるようです
“Fluorapatite is found in the teeth of sharks and other fishes in varying concentrations. It is also present in human teeth that have been exposed to fluoride ions, for example, through water fluoridation or by using fluoride-containing toothpaste. ”
shark サメ
water fluoridation 水のフッ素添加 これは外国でやっています
fluoride-containing tooth paste フッ素含有歯磨き粉  こういう ハイフン-…ingはよく使います。
dental caries 齲歯  caries はケリエズ カリエスのこと

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