金属の3D印刷

金属の3Dプリンティングの例は下記です。動画があります。
https://www.youtube.com/watch?v=RlbzBVlAZ6g
ステンレスの粉80%樹脂20%のフィラメントを使ってプリントし、焼結するようです。焼結は業者に送るのでしょうか。
焼結時の縮み方がxy方向とz方向で違うというのが興味ぶかいです。xyが1.20倍、zが1.26倍になるように作れということです。この異方性は重力のせいでしょうか。
焼結条件がwebにありました。
https://ultrafusefff.jp/basf3d/wp-content/uploads/2022/04/Process-Guidelines-Ultrafuse-316L-1.pdf
室温から毎分5度で上昇して600度Cになったら1時間保持→毎分5度で上昇して1380度Cで3時間保持→放冷
だそうです。1380度Cまで上がる電気炉はわりと高価で、下記>100万円という価格設定です。家庭用の陶芸用の炉は最高でも1300度Cです(30万円くらい)。
https://premium.ipros.jp/ogawaseiki/product/detail/2000577655/?hub=148+2808468
別の原理で、粉にレーザーを照射してその部分を焼結するプリンターもあります。
https://all3dp.com/2/direct-metal-laser-sintering-dmls-simply-explained/
日本の工作機械メーカーDMG森精機の動画がわかりやすいです。これは固化するときにレーザーが当たった位置が決まるので、縮むことは考えなくてよさそうですね。金属の粉が舞ったりレーザーの火花が散ったりするので、家庭には置きにくいですね。不活性雰囲気もいるかもしれません。

やっていることは溶接に似ているので、強度をチェックする方法が必要ですが、均一性が高いのでやり方を確立すれば航空機などこれまで不可能だった領域でも使えるかもしれません。プロペラやスクリューなどは特殊な工作機械(5軸以上)で削り出していますが、3Dプリンターで精度よくできるようになると安全保障の面で厄介かもしれません。現在作れるのは1mサイズまでだそうなので、大丈夫ですが。
この方式で樹脂を3D印刷するプリンタもあります。レーザーは小型のもので、家庭でも使えるものになります。50ミクロンの粉を使うようなので飛び散ると厄介です。

英語は https://all3dp.com/2/direct-metal-laser-sintering-dmls-simply-explained/ から
sintering 「スィ」ンタリング 焼結(しょうけつ)
fusion 融解、融合 nuclear fusion 核融合
“The reasons behind its rapid growth and adoption are many. ” この急速な成長と採用の理由はたくさんあります。
adoption 採用、養子にすること
bed of metal powder 金属粉の層  bedは床、底、地層、層などと訳せる場合があります。
pros and cons 利点と欠点、長所と短所
advantages 利点
drawbacks 欠点
reclamation 再利用
High-bar for entry – all LPBF 3D printers cost tens of thousands of dollars 高い参入障壁 - LPBF 3D プリンタは数万ドル(数百万円)はする
size limited currently to one meter
Open or propriety materials. なんでも使えるか専用の材料か。 propriety プロプ「ラ」イエティ 専属の
Groundbreaking applications 草分けの応用、パイオニア的な応用
groundbreaking ceremony 起工式 (文字通り、工事の鍬入れをするので)
dentistry 歯科

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