今週の世界の研究所は、東京世田谷区にあるNHK放送技術研究所をとりあげます。
https://www.nhk.or.jp/strl/
職員250名(うち研究者200名余)、地上14階建てとのことで、大規模ですね。
ここの有名な発明の一つは、高感度カメラに使われるHARP撮像管で、アモルファス半導体応用の一つの到達点です。この発明者の文章(下記pdfリンク)は一読の価値があります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bplus/11/2/11_138/_pdf
工業高校卒からNHKの地方局の技師として採用され、社内留学制度で放送技術研究所で撮像管の研究に短期間従事、一旦地方局に戻ってから研究所に転籍し、CCDの台頭によりプロジェクト打ち切り目前となり、必死になった夜間の実験で新現象に気づきHARP管につながった、というもので、最終的には同研究所の所長も務められています。無理やり教訓を引き出すと、
・人材登用には多様性が必要である。
・追い詰められることが創造性に役立つ(こともある)(私も微々たるものですが何度か経験があります)。
今週は、撮像管のしくみを中心に解説します。
英語は、像に関するものです。
image 像 を表す一般語
appearance ア「ピ」アランス 1.出現、出席 2.外観、容姿(ようし)
drawing 線描、図画、素描、
figure 1.図 2.像
form 形
icon アイコン、宗教的な像
portrait 肖像画
statue 彫像
idol 偶像、日本語のアイドル
replica 複製
similitude スィ「ミ」りチュード 類似物、相似、たとえ話
simulacrum スィミュ「ら」クラム 像、似姿、見せかけ level 24
carved figure 彫塑(ちょうそ)像 bird carving 鳥の木彫りを作る趣味 carve は 薄く切る、彫刻する level 4
objective lens 対物レンズ
ocular lens /eyepiece 接眼レンズ 「オ」キュら ヘッドマウントディスプレイの社名にもあります https://ja.wikipedia.org/wiki/Oculus_VR
binoculars 双眼鏡