Sphera社(米シカゴに本拠)の子会社であるthinstep AGというソフトウェア会社が開発したGaBiというソフトウェアの試用版を見てみました。
https://sphera.com/life-cycle-assessment-software-ppc/
同社は1970年代から環境、健康、安全、リスクマネジメントなどをビジネスにしていたとのことで、現在はsustenabilityを全面に出してきていますがどうやって収益を上げてきたのか興味があります。下記youtubeではよくわかりません。
https://www.youtube.com/watch?v=-9ONjKqAxFM
GaBiは、製品を部品一つ一つに分解して、素材を入力するとデーターベースにつながり、それぞれの製造に必要な電力や資源から環境負荷を算出するようです。入力画面や表示はわかりやすいですが、製品を買うとついてくるデーターベースがキモになると思います。また、モンテカルロ機能(幅を設定して適当に決める)があるのが面白かったです。私の個人的考えでは、ちゃんと計算できるところにモンテカルロを使うのは技術的に責任ある態度とは言えないと思いますが、リスクマネジメントだと「エイヤっ」と決めないといけないのでこういう機能があるのでしょう。昨今のデータサイエンスの応用でも時々ありますが、ちょっと嫌な感じです。ときどき金融関係で発生する倒産劇(例:最近のスイスCredit Suiss銀行、まさに環境投資が原因と言われています)もこういうのの積み重ねで発生するのではないでしょうか。昨日のGHG-Scope 3の上流と下流の環境負荷の算出法についてはよくわかりませんでした。色々調べると、例えばプラスチックを作っている会社については、下流に成形する工程があると、「成形で発生する環境負荷(例:CO2量))がプラスチック1kgあたりどのくらい、という「業種係数」があってそれをかけて決めるようです。「業種係数」に幅があって匙(さじ)加減が効くようになっていると混乱しそうです。保険業界(被保険者によってリスク係数が細かく算定されるが、それは保険会社ごとのノウハウ)に似ている印象を持ちます。再保険のような仕組みや、保険料の競争のような仕組み(負のフィードバックがかかる)ができると安定しそうですが、この場合どうすればいいのでしょうか。あわただしい年度初めに暇なことをやっている気はしますが、もう少し調べてみます。
英語は
https://www.investopedia.com/what-happened-at-credit-suisse-and-why-did-it-collapse-7369825
から
“UBS’ purchase of Credit Suisse was orchestrated and approved by regulators. ”
UBS銀行によるクレディスイスの買収は規制当局により巧みにおぜん立てされ承認された。
orchestrate 「オー」ケストレイト はオーケストラで演奏する、のほかに 巧みに組織する(時に不正に)という意味があります。
LDOCE = to organize an important event or a complicated plan, especially secretly
…, although details remain scarece. 詳細はほとんど出てこないが。
scarece まれな
下記の3つが英語で辞書的に説明されています。
bailout 「ベ」イるアウト 企業救済、パラシュートによる飛行機からの脱出
bail 保釈金
merger 「マ」ージャー 企業合併
takeover 企業買収
Officially, the UBS/Credit Suisse deal is a merger. 公式には・・の取引は合併である。
“Per the agreement, Credit Suisse shareholders will receive one UBS share for every 22.48 Credit Susse shares held.”
その合意によると、C社の株主は22.48株あたりU社の1株を受け取る。
a shareholder 株主
a share 株券