炭素排出コンサルタント

炭素税を考えるときには製品をつくる時にCO2をどれだけ排出するかの算定が重要になります。専用のソフトウェアも開発されているようです。例えばこの会社のGaBiというソフトウェアがあります。
https://www.sphera.com/
1回払い買い切りで$1500-とのことで、思ったより安いですが、どの程度のことができるかを知りたいです。free trialを試してみたいですが、今週はいろいろ立て込んでいるので可能かどうか。
https://sphera.com/scope-3-value-chain-carbon-accounting/
にあるScope3 というのは、GHG protocolの分類です。GHGはgreenhouse gasの略だそうで、2011年に公表されたそうです。確かにそのころ炭素税がやってくる、と騒ぎになっていました。これを作ったのは、米国のシンクタンク WRI (World Resources Institute)と世界経済人会議という企業団体がつくったGHG protocol initiative という団体だそうです。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/78027
その枠組みに各国政府が乗る形で動いており、日本では環境省が計算法の翻訳文書を公開しています。民間主導で始まったということから、ビジネス(利益)を追求している感じがありますが、会計監査や保険のシステムなども民間主導で開発されたので、そんなものかもしれません。私個人は「お上」が決めてくれたほうがすっきりしますが。
スコープ1:
事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
スコープ2:
他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
スコープ3:
スコープ1、2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
だそうです。確かにスコープ3の計算は難しそうです。

英語は https://sphera.com/scope-3-value-chain-carbon-accounting/ 
greenhouse gas 温室効果ガス
greenhouse 温室
お上 authority がはまるでしょうか。
“We’ll provide you with science-backed insights to translate your most ambitious emissions reduction goals into efficient, effective action. ” 我々は皆さんののたいへん野心的な排出削減目標を有効で効果的な行動に落とし込む科学に裏打ちされた洞察を提供します。
“The real question is how to do it effectively and accurately, because refusing to act may result in penalties, fines and reputational damage.”
penalties 罰
fine 罰金 という意味があります。
reputational damage 評判が落ちること
“Sphera’s sustainability experts conduct detailed Scope 3 studies for all relevant categories and provide data-driven insights into your value chain.”
data-driven データ駆動 と訳すところでしょうか。データからモデルを作っていくということだと思います。
value chain は日本語でもそのままバリューチェーン と言いますね。意味は「利益を生み出す製品製造や販売工程の連鎖」でいいでしょうか。
relevant 「レ」らヴァント 関連した

※ 予想通り「炭素算定士」= sustainability experts が存在しますね。 

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