ソメイヨシノは単一クローンが数百万本

ソメイヨシノのサクランボはあまり大きくならないですが、それは桜は自家受粉が不稔(ふねん:実がならないこと)であるためとのことです。すべてのソメイヨシノが1本の木から挿し木(さしき)と接ぎ木(つぎき)で増えたクローン(1990年代に遺伝子解析で判明)なので、ほかの木でも自家受粉になってしまうというのは面白いです。サクランボができていたらそれは別の種類の桜の花粉がついた可能性があるということです。また、ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの交配で江戸時代末に染井村(現・東京都駒込)というところで作られたとのことです。明治以来100年余で数百万本(一説には一千万本超)まで増えているとのことで、すごいですね。
https://www.sankei.com/article/20180326-6IW4C3JGH5MANFL7V2ZT7YAT2Y/
品種としては同様の交配を行ったものをソメイヨシノ、現在数百万本存在するクローンを染井吉野と呼ぶことが提唱されています。
https://www.honda.co.jp/kids/explore/cherry-blossoms/
公益財団法人 日本花の会(建機のコマツが発起)というのがあって、桜の苗木を配布しています。
https://www.hananokai.or.jp/
染井吉野は寿命がやや短く(50年)、病気に弱い(天狗巣病)ため、同会では別の種類 ‘神代曙’(ジンダイアケボノ)を配布しているとのことで、何十年か後には入れ替わるかもしれません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B1%E3%83%9C%E3%83%8Ehay

英語は上記から
不稔 abortive, sterility, inviability, sterile
sterile ス「テ」ライる 不妊、不稔、無菌、無味乾燥な level 6
viable ヴァイアブる 存立できる、実行できる、生存できる level 9
存立危機事態 existential crisis イグ「ジ」ステンシャる クライシス
集団的自衛権 right of collective self-defense
挿し木 a cutting / 挿し木で増やす propagation by cutting
接ぎ木 graftage, grafting
自家受粉 self pollination
pollination ポり「ネ」イション 受粉、授粉、花粉媒介
隣花受粉 geitonogamy ギリシャ語 geiton=neighbor, gamy=marriage
花粉 pollen 「ポ」るン
花粉症 hay-fever (hay ヘイは飼料用の干し草 アレルギーで熱が出るのでしょうか。同様の現象なので、英語で「花粉症」はこれです) http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2020-06-01-1.html
交配  cross, hybridization, crossing, breeding, mating
増殖する proliferate プロ「り」ファレイト level 10
品種改良 breed improvement
建機 construction machine
公益財団法人 public interest incorporated foundation
寿命 lifetime
病気に弱い delicate to plant diseases くらいでしょうか vulnerable もありですね。
入れ替わる exchange

Leave a Comment

Comments

No comments yet. Why don’t you start the discussion?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA