ヤモリは多数の絨毛の先についた吸盤を使っている

接着といえば、大気圧の影響を忘れることはできません。大気圧は、ほぼ1kg重/cm2です。
(余談)空気の密度が1.293kg/m3なので、1cm2(=10^-4m2)あたり1m高さで0.1293g,これが1kg=1000gになるには1000/0.1293=7.7kmの高さが必要になります。大気は上空に行くほど薄くなりますが、ざっと厚さ10km(対流圏、その上が成層圏)と覚えておくといいでしょう。飛行機が30000ft~10kmの高さを飛ぶのは、エンジンの燃焼に必要な酸素の量と空気抵抗の兼ね合いで決まっていると思います。
すなわち、1cm2の吸盤を使えば最大1kgを支えることができるはずで、接着を引きはがすときにこの力が追加で必要になります。
ヤモリはつるつるの面を登れますが、体表に柔らかく細かい突起(setaeという)が多数出ていて、どんな形状の表面にもフィットするミクロな吸盤の効果を使っています。
2009年に、Carnegie Mellon Univ.の教授がベンチャーを立ち上げました。Setex Technologies という会社で、うまくいっているようです。ドライな接着テープのほかに、ユーザーの製品の表面に同様の加工をするというのを売りにしているようです。
https://www.setextechnologies.com
ゲーム機の操作パッドやワイヤレスイヤホンにも使われているようです。



再生回数が低いのはなぜでしょう??

英語は関連単語です。
gecko ゲッコー ヤモリ 
lizard 「り」ザード トカゲ
reptile 「レ」プタイる 爬虫類
amphibia アン「フィ」ビア 両生類
newt ニュート(一般名詞), cynops スィノプス(分類名)  イモリ ハリーポッターにNewtという人が出てきますね。面白い呼び名です。
A newt is amphibia and a gecko is reptile. イモリは両生類でヤモリは爬虫類です。
friction まさつ
slippery つるつるの
smooth ス「ム」ーず 平滑な、スムーズな
slick つるつるの
つるっぱげ be as bald as a billiard ball/ an egg
troposphere トロポスフィア 対流圏 <10km
stratosphere ストラトスフィア 成層圏 10-50km
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E5%B1%A4%E5%9C%8F

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