マヨラナ粒子 磁性半導体と超伝導体の接合

Microsoft Station Q 研究所は、世界中の大学の研究室に投資して仮想的な研究機関を作る試みです。日本の政府シンクタンクのCRDSが継続的にレポートを出しています。これは運営形式がJSTのCRESTやさきがけ予算と似ている(研究者を定期的に集めて情報交換させ、共同研究も推奨する仮想的な研究所)せいもあるかもしれません。
https://www.jst.go.jp/crds/pdf/2016/SP/CRDS-FY2016-SP-02.pdf
https://www.jst.go.jp/crds/pdf/2016/WR/CRDS-FY2016-WR-12.pdf
https://www.jst.go.jp/crds/pdf/2020/FR/CRDS-FY2020-FR-03/CRDS-FY2020-FR-03_20505.pdf

Station Qは数学者のカリフォルニア大学サンタバーバラ校、オランダのデルフト工科大学のほかに、オーストラリアのシドニー大学とデンマーク コペンハーゲン大学のニールスボーア研究所、米国パデュー大学にあるようです。
https://japan.zdnet.com/article/35107136/
コペンハーゲン大学の成果(2020年)を見てみましょう。
https://cloudblogs.microsoft.com/quantum/2020/09/09/microsoft-copenhagen-university-researchers-create-new-quantum-device/
https://www.nature.com/articles/s41567-020-1017-3
昨日は、電子の有効質量が静止質量の1/70であるInSbの細線と超伝導体の接合でしたが、こちらは強磁性体EuSのナノワイヤと超伝導体の接合のようです。確かにゼロバイアスにピークが出ていますね。大変な手間とお金がかかる実験です。Microsoftは数億円を投資しているとのことです。マヨラナ粒子ができたら、それを相互作用させて、その次は相互作用の強さとタイミングを制御しないといけません。GoogleやIBMの超伝導量子回路では、計算の単位となるqubit(キュービット)に対してそれはある程度できていますが、擾乱に弱い欠点があります。超伝導体の特殊な界面にできるマヨラナ粒子は擾乱に強いと予想されています。今後が楽しみですね。

英語は「線」に関係するものです。
wire 電線、導電性がある場合が多い
line 導線、通信線
thread メールやSNSでの「スレッド」「スレ」、太さが無限小の糸、縫物の糸
string ひも。threadより太い。
経糸(たていと)warp yarn, warp thread, warp
緯糸(よこいと)weft yarn, filling yarn, weft
経度(けいど)longitude 「ろ」ンジテュード
緯度(いど)latitude 「ら」ティテュード
高度 altitude 「ア」るティテュード
rope ロープ
know the ropes 秘訣を知っている
rubber band 輪ゴム
band 帯
belt ベルト、腰の周りの帯帯

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