昨日の話は、ギアナ高地のテーブル台地tepuiは海底・川底の堆積層が隆起するときに平らな表面が上から加熱されて一部の表面が変成して硬くなったのだ、ということでした。表面の一部の加熱は、マグマがあちこちから噴き出して表面に触れたとすると説明できそうです。そもそもマグマができる理由がわからなかったので調べました。高温高圧の地下の岩が横に引っ張られると圧力が下がって液体になる(海嶺、ハワイやアイスランドなど)、プレートが海底で沈み込むときにある深さで水が抜けて融点が下がって融解する(日本など)、などですね。面白いです。隆起は造山運動に関係していて、造山運動はプレート同士が衝突するときに典型的におこるそうです。例えばヒマラヤがインドとユーラシアの衝突によってできた、など。tepuiの地域はゴンドワナ大陸の中心(大陸移動の回転軸)だったということなので、最初に陸が集まって一つのゴンドワナ大陸にまとまったときに隆起し、それから分裂していったときに圧力低下でマグマができたというのは単純化しすぎでしょうか。火山活動が盛んであちこちでマグマが多発した時代もあったようです。このあたりは来週にしましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=WtSE1svxRm4
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%82%A2%E3%83%8A%E9%AB%98%E5%9C%B0
orogeny オウ「ロ」ジェニ 造山運動 < orosギリシャ語の「山」 gen 造る
マグマ magma
変成岩 metamorphic rock
火成岩 igneous rock 「イ」グネアス
堆積岩 sedimentary rock
堆積(物) sediment 「セ」ディメント
溶岩 lava
mid-ocean ridge 大洋中央海嶺 リッジ
沈降地帯 subduction zones
地殻 crust
マントル mantle 地球の核をとりまく「覆い(おおい)」という意味だそうです。 mantle heaterは確かに覆われています。
火山 volcano ヴォるケイノ
対流 convection