ドローンや歩行するロボットなど、不安定な装置を安定に制御するにはどうすればよいか、というノウハウは長く研究されており、仕組みとしてはある程度完成していると理解しています。化学プラントの制御なども重要な応用例ですね。微分方程式や差分方程式を使う「制御理論」という体系があります。youtubeに手短な解説がありました。
極やゼロ点、ロンスキアン、ラプラス変換など、応用数学で習う話が実際に使われるので楽しいですが、さらに
状態が変化してから一定時間の反応遅れを扱う「入力むだ時間」など、独特な数学が出てきて面白いですね。
機械学習にもなじむかも・・・と思って調べたら、いままさに研究対象になっているみたいです。みんな考えることは同じですね。強化学習のベルマン方程式も制御理論から出てきているそうです。下記は産業界との関連も書いてあり(現代の理論ではなく、古いPID制御が使われている)、興味深いです。いかに計算コストを下げるかなども重要になりそうで、地道に発展が続きそうですね。
https://qiita.com/MENDY/items/1ca1409d365b66d7ea6d
制御理論 control theory
不安定 unstable, 名詞はinstability
漸近安定 asymptotically stable アシンプ「ト」ティカり
漸近線 asymptote 「ア」シムトート
微分方程式 a differential equation
差分方程式 a difference equation
入力むだ時間 input delay time
ボード線図 Bode diagram
システム同定 system identification
極 a pole
化学プラント a chemical plant
ノウハウ know-how
状態方程式(制御理論) a state equation
状態方程式(熱力学)an equation of state
夏休み summer holidays / summer vacation
天候不順 bad weather, unseasonable weather, fickle weather
fickle 気まぐれな
※「今日の英語」は、8/11-14 夏休みをいただきます。天候不順ですが、皆様気を付けてお過ごしください。