今週の世界の研究所は、アメリカのベンチャー企業 eLuxを取り上げます。
https://www.eluxdisplay.com/about
ここはシャープアメリカのスピンアウトで、米国と台湾に研究設備を持っているマイクロLEDディスプレイの開発拠点です。設立は2016年で、シャープの経営が日本から台湾の鴻海(ホンハイ)に移ったタイミングですね。マイクロLEDは、50μm以下の赤青緑のLEDを並べて作るディスプレイです。液晶ディスプレイは白色光を液晶シャッターと色フィルターを使って要らない波長の光をさえぎって色を出しているため、各画素の映していない色に対応する発光の電力が無駄になってしまいます。有機ELは各色発光できますが明るさに限界がある、封止が必要、寿命が短いなどの欠点が指摘されています。マイクロLEDはGaN~GaAs系の半導体で赤青緑の発光色を出すことができるので省エネディスプレイとしては究極のものになりえます。
微小なLEDチップを3種類作ってきちんと並べるにはどうするか、チャレンジングだと思われています。最近各社有望な技術を発表してきているので、今週はそれを紹介していきます。
eLux社は、液体に混ぜて基板に掘った穴に落とし込んでいくという方法を使っています。下記動画のようにある程度うまくいっているようなので驚きです。3色の区別をどうするのか?は色ごとに大きさを変えるしかなさそうですね。歩留まりのよい生産ラインを作るのはものすごく大変そうです。
台湾のPlayNitrideというベンチャー、日本のJDCの出展も見ごたえがあります。これらは各色の蛍光を発するQuatum dotと青色LEDの組み合わせで色を出しているので、電力消費は違う色のLEDを並べるものよりも大きいです。
https://www.youtube.com/watch?v=8OoD02WX7ok
英語は、並べる
align ア「ら」イン a planet align 惑星直列
line up
adjust 調整する、整理する I adjust tat request. 要望を整理します。
number
list
put side by side
arrange アレンジ 整頓する、配列する
coordinate We will coordinate closely with them. 私たちは彼らと連携をとる
array ア「レ」イ 配列、配列する
spruce こぎれいな、ぱりっとした スプ「ルー」ス
tidy きちんとした、並べた 「タ」イディ