PET分解酵素の仕組み

PETの加水分解酵素の仕組みはいろいろ調べられているようです(下記はpdf)。
https://febs.onlinelibrary.wiley.com/doi/pdf/10.1111/febs.14612
これを作る細菌Ideonella salaiensisは、堺市のリサイクル工場で京都工繊大の小田教授のグループによって2005年に発見されました(命名は2016)。素晴らしい成果ですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%AA%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9
https://www.kit.ac.jp/2016/03/topics160311/

一昨日の論文の酵素の構造はタンパク質データベース
https://pdbj.org/mine/structural_details/7sh6  1次元

https://pdbj.org/molmil2/#fetch%207sh6;%20repr%20au;%20style-if%20structure;   3次元構造
で見ることができます。金属原子は入っていないようです。これがPETボトルを分解する触媒活性を示すのは感動的ですね。
何処が活性中心なのかは上記論文をみていただくとして、結局、「くるみ割り」のような仕掛けで化学結合を外すのだと思うので、形や電場分布、可動域などが重要になるはずです。その意味では三次元構造を入力としてニューラルネットワークを使うのは筋が良い方法ですね。無機の触媒もそういう方向の仕事はありますが、まだこれほどきれいな結果は出ていないと思います。いずれ取り上げましょう。

今日の英語は bait の関連語を見ましょう。

bait 動物や魚などを捕まえるための餌 food used to attract fish, animals, or birds so that you can catch them (LDOCE)
trap わな
game animals 狩の獲物の動物
a hound ハウンド 猟犬
a police dog 警察犬
lure つりのルアー、魅力、魅了する るア
allurement 魅了すること
enticement エンティスメント えさ、誘惑するもの、魅力
attraction 魅力、ひきつけるもの
bribe わいろ ブライブ
inducement 誘因するもの
shill シる (賭博場での)さくら、お世辞屋、ちょうちん持ち level 14
snare スネア 罠(足を環でしめるわな)、誘惑、落とし穴 level 7
temptation 誘惑 level 5
seducement 悩ましさ seduce 誘惑する、誘い込む、引き付ける level 9

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