有機フッ素化合物の合成法と他の用途(マスクなど)

今週はフッ素を含む有機分子について調べてきました。Justiceを読むのはお休みして続けます。パーフルオロエーテルの合成法その他、有機フッ素化合物について詳しく書いてあるサイトを見つけました。

Brief Introduction of PFPE Synthesis Methods


こういう物質を作るのはどうするのだろうと思っていましたが、紫外線を使う方法もあるのですね。日本だとダイキン(上記サイトではDajin)とAGCがフッ素化学で有名です。
有機フッ素化合物でelectret(電荷や、揃った永久双極子が絶縁体にくるまれた物質)を作ることができ、その粉はチリ、ホコリ、花粉、ウィルスなどを静電気で吸いつけられるのでN95, N99等の高性能マスクに使われるそうです。dosage 3-5%という記述は、不織布(melt-blown cloth)を作るときにに3-5%含ませるということでしょうか。マスクを水で洗うと性能が落ちると言われる理由の一つかもしれません。
https://www.fluorochemie.com/products/organic-fluorine-electret-materials/organic-fluorine-electret-powder

フッ素の原料である蛍石は中国産が主だそうですが(下記はちょっと古く2012年の情報)、枯渇する恐れがあるそうです。
https://johokiko.co.jp/column/column_kunitaka_momota.php

https://en.wikipedia.org/wiki/Fluorite
はいろいろ面白いことが書いてあります。
・紫外線を当ててでる蛍光は不純物イットリウム、イッテルビウム、ユーロピウム、有機分子等に由来。
・米国イリノイ~ケンタッキー、フランス、南アフリカ、メキシコ等世界中に鉱山があります。
https://en.wikipedia.org/wiki/Fluorite_production_by_country

“When the hot brines reached the calcium-rich Mississippian rocks, the temperature and other conditions were just right for crystallizing fluorite along the walls of the faults and in flat-lying layers parallel to the beds of limestone. These host rocks dissolved and were replaced with the fluorite.”

brine 塩水 かん水 ブライン level 13
fluorite 蛍石 フ「る」オライト
faults 地質学では、断層 という意味です。
beds of limestone 石灰岩鉱床
(mineral) deposit 鉱床
ore 「オ」ア  鉱石
mine 「マ」イン 鉱山、採掘する
text data mining テキストデータマイニング(膨大な文書から欲しいデータを採掘する)
Jurassic period ジュラ紀
fetid fluorite 「フェ」ーティッドlevel 23 臭い蛍石(不純物ウランの放射壊変でフッ素が叩き出され、フッ素のにおいがするものが発見されたそうです。
abyss 深い淵、底の知れない深い穴、混沌、地獄、奈落の底 ア「ビ」ス level 11
One step further, and you will fall into an abyss. 一歩誤ると奈落の底だ。

aluminum smelting アルミ精錬 smelting 精錬 level 20
electrolytic refining, electrorefining 電解精錬  refineは「精製する 上品にする」 レ「ファ」イン level 5
electrolyte エ「レ」クトロらイト 電解液 level 12

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