Justice 第四章 金銭を払って代理を立てることの正当性

今週のJusticeは第4章、”Hired help / Markets and morals” 金銭を払って代理を立てることの正当性を議論しています。代理業務の対象は兵役と出産です。全く違う話ですが、道徳的には似た問題です。いろいろな変遷を経て現在は次のようになっているそうです。兵役は多くの国で義務ではなく給料をもらう仕事となり、富裕層の割合が減り、貧困層出身の割合が増えている。これで愛国心を発揮できるか?という論点です。代理出産は、生殖技術の発達によって受精卵を育てるだけの「代理母」が可能になり、インドなどでは商業的に誘致している場所があるそうです。これらの是非は功利主義(効用≒幸福の総和の最大化をはかる)とリバタリアニズム(自由の最大化を図る)だけでは決められないのではないか?という疑問を提示して、次の章に続きます。どちらの問題も、機械で置き換えることにより問題の姿が変わるでしょう。フランスの外人部隊というのは聞いたことがありましたが、外国でリクルートすることは禁じられているが、いまではインターネットで募集しているので世界中からいろいろな人が応募する、という話が興味深かったです。ここで提示された「お金で取引してはいけないものがあるか」というのは普遍的な疑問ですね。次章が楽しみです。

兵役  military service
志願兵 volunteer army
The term volunteer is something of a misnomer. ミス「ノ」マー 志願という用語は少しおかしな名称である。
フランス外人部隊 French Foreign Legion 「り」ージャン (“レギオン”は英語ではありません) 軍団、部隊、多勢 level 10
徴兵する drafting soldiers
徴兵された人 draftees Draftees seeking substitutes ran ads in newspapers, offering payments as high as $ 1500, a considerable sum at the time. 徴兵されてダリを探す人は1500ドルを払うという新聞広告を出した。それは当時ではかなりの額であった。
傭兵 hired soldiers
歩兵 troops
北軍(米国南北戦争の)Northerners
武器輸出 weapon export 「ウェ」ポン arms exports
賞金 bounty
くじ lottery 「ろ」タリ
強制 coercion コ「ア」ージョン
階級差別 class discrimination
富裕層 wealthy class 「ウェ」るしー 
貧困層 poor classes
代理出産 surrogate birth 「サ」ロゲート level 10
代理母 surrogate mother
生殖技術 reproduction technology
受精卵 fertilized ovum/egg level 9 fertilize 肥料をやる、受精させる
胚 embrio 「エ」ンブリオ

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