元素の話は尽きませんが、今日は44番元素ルテニウム(Ru)です。白金族元素はウラル山脈付近で産出し、白金がルーブル貨幣に使われていた関係で残渣がロシア周辺で研究されました。1827年にロシアのオサンによって単離され、ルテニウムと名付けられましたが、再現性がないため撤回されました。1844年にロシア・カザンのクラウスによって再調査され、新元素として確認されました。ウクライナ~西ロシアを表すラテン語から命名されています。王水に溶けないなど面白い性質がある貴金属で、有機金属錯体として触媒や光機能分子として研究が盛んにおこなわれています。8族で鉄の下ですが、化学的性質から「白金族」と呼ばれます。また、半導体の微細配線(10nmルール以下)にも使われますが、インテルはプロセスでルテニウムにこだわり、微細化で後れを取っています。
・元素
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0
・インテルのルテニウムプロセス
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/1902/18/news024_2.html
・カザン(タタールスタン)
https://tori-dori.com/europe/2019/09/02/32466/
英語は”ceive”で終わる単語です。「つかむ」という意味です。高頻度の難しい単語が多いです。
receive level 1 受け取る
perceive level 3 悟る、気づく、理解する
名詞形は perception
perceptron は1957年に発明された3層ニューラルネットワークです。
deceive level 3 だます
He deceived himself to believe she loves him. 彼女に愛されているとばかり思っていた。
The deceiver 騙し屋(スパイ小説の題名)
conceive level 4 思いつく、考える、理解する(昨日)