インシュリンの機能

インシュリンは51個のアミノ酸からなるペプチドです。大きさは2nmくらいでしょうか。塊のような形をしているので、液体中や細胞膜表面を移動しやすいのではないでしょうか。下記の真ん中あたりExploring Structureの”JSmol”タブを押すと3次元構造を動かせます(ちょっと時間がかかります)。
https://pdb101.rcsb.org/motm/14
インシュリンは細胞膜にある受容体と結合すると、細胞内シグナルタンパク質を変化させます(アミノ酸の-OHにリン酸PO4をくっつける)。その酵素チロシンキナーゼを活性化させるところからスタートするようです。
https://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi?%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%B3%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93
調べていたら、インシュリンは血中濃度100pmol-800pmol(単位/L?)の周期振動を伴って放出され、その周波数で制御対象となる分子を切り替えることができるようです。実に面白い精妙な仕組みです。神経以外でもホルモンで高度な情報伝達ができ、臓器同士が会話している、というNHK特集がありましたが、その一種でしょうね。(見たかったのですが見られなくて、出張の空港で本を買ったのですがどこかに行ってしまいました)。そういう機能が崩れると体が不調になりそうですね。
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/256/
https://en.wikipedia.org/wiki/Insulin_oscillation

kinase 「カ」イネーズ 日本語では「キナーゼ」。タンパク質リン酸化酵素の総称。○○キナーゼ のように使う。
signal cascade  カタカナ読みでつかいますね。 cascadeは連鎖した滝のこと。 a small steep waterfall that is one of several together (LDOCE)
精妙な fine, subtle and sophisticated 「サ」トる ソ「フィ」スティケイテッド などを思いつきますが、文脈によりますね。
伝達、をweblioで英訳すると transfer; transmission; propagation; conveyance; conduction となりました。
動詞形は
transfer 伝達する
transmit 発信する
propagate プ「ロ」パゲイト 伝搬する 繁殖させる 普及させる
 How do these plants propagate themselves? これらの植物はどうやって繁殖しているのか?
convey コン「ヴェ」イ 運搬する、伝える
 Sound is conveyed from one point to another by the motion of air molecules.
conduct 動詞は後ろにアクセント、名詞は前にアクセント。動詞で伝える、指揮する、ガイドする 名詞で行為 など I conduct tours. 私はツアーコンダクターです。 
misconduct 非行、不法行為、職権乱用 など。

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