今週は、秋の遠足ということで、少し科学技術を離れて世界の「飛び地」を見て回ろうと思います。世界の研究所は
カリーニングラード大学(Imanuel Kant Baltic Federal University)のカント研究センターにします。哲学者カントが教授をしていたので、ゆかりのKant Academieがあるようなのですが、英語ページがありません。研究者として10人くらいの名前が書いてあります。google翻訳によると、下記 Kant Academieはロシアと西欧での哲学の比較、国境を越えた哲学的受容(?)の研究をしているようです。旧ソ連の時はカント哲学者はどうしていたのか、考えるとたいへんそうですね。
http://ign.kantiana.ru/kant
カリーニングラード(ドイツ名 ケーニヒスベルグ Königsberg)は、バルト海に面する人口50万の港湾都市で、ポーランドとリトアニアに挟まれています。1255年から数えると14回、国の帰属が変わっていて、第二次世界大戦の結果ドイツ→ソ連となり、冷戦終了でリトアニアが独立したため、飛び地になりました。ロシア領です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%89
一時期経済がひどいことになっていたようですが、ロシアとEUの思惑の結果、豊かな街になっているようです。行ってみたいですね。
https://en.wikipedia.org/wiki/Kaliningrad#/media/File:Kaliningrad_Montage_(2016).png
https://en.wikipedia.org/wiki/Kaliningrad から
exclave 飛び地 「エ」クスクれイヴ
Baltic Sea バルト海
Crusades 十字軍 ク「ルー」スゥエイズ
Teutonic Knights チュートン騎士団
maritime climate 海洋性気候 「マ」リタイム
The seasons are clearly differentiated. 四季ははっきりしている。
fled < flee 逃げ出した、避難した (level 5)
expel 排除する
annex 併合する
lawn(s) 芝生 ろーン(ズ)
Leonhard Euler’s 1736 paper on the puzzle of the Seven Bridges of Königsberg was a seminal work in the fields of graph theory and topology. Only two of the structures from his era survive. オイラーの「ケーニヒスベルグの橋」の問題に関する論文はグラフ理論とトポロジーの端緒となった重要な仕事です。オイラーの時代から残っている構造は2つだけです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E7%AD%86%E6%9B%B8%E3%81%8D
“a seminal work”で a work that is important, and influences the way things develop in the future (LDOCE) 日本語には対応する単語がなく、上記のように長くなります。「セ」ミナる level 10