帝国南極横断探検隊

昨日の
https://japan.googleblog.com/2012/07/blog-post_18.html
で「シャクルトン隊の小屋」というのがあったと思います。映画などで知っている人もいるかもしれません。
Sir Ernest Henry Shackleton(1874-1922)は、アイルランドの探検家で、アムンセンによる南極点到達のあとを受けた南極大陸横断(南極点通過)の探検を企画しました。その途中で船が流氷に閉じ込められ破壊され遭難しましたが、隊員28人を率いて2年間かけて自力で全員の生還に成功した、というすごい人で、しばらく前に「リーダーの模範」として日本でもブームになりました。特に最終段階で-30℃の暴風の中を1500㎞救命ボートで2週間進み捕鯨基地に到着した偉業、その後すぐ残った隊員を救出に出発し、ウルグアイ、チリ等の援助を受けて4か月後に4回目で成功したというエピソードも有名です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E5%8D%97%E6%A5%B5%E6%A8%AA%E6%96%AD%E6%8E%A2%E6%A4%9C%E9%9A%8A
白黒ですが写真が多数残っています。wikipedia 英語版のほうが写真の説明が正確です。
私も何冊か本を読みました。人心掌握と決断力・実行力に優れているのは確かだと思います。途中次々に挫折がありましたが、常人離れした忍耐力であきらめずに最善手を打ち続けたところが感動を生むのだと思います。隊員も素晴らしい人たちです。シャクルトン本人は、次の探検に出かける途中で心臓発作で若くして亡くなりました。本人の冒険志向以外にも、評価や生活を維持するために探検をやめられなかったのではないでしょうか。いろいろ考えさせられます。有人の火星探検がいずれ始まると思いますが、どのような物語が生まれるのでしょうか。

この探検の求人新聞広告(wikipediaによると後世の創作説あり)
Men Wanted: For hazardous journey. Small wages, bitter cold, long months of complete darkness, constant danger, safe return doubtful. Honour and recognition in case of success
 時期は第一次大戦少し前ですが、英連邦全体から5000人の応募があったそうです。
apocryphal ア「ポ」クリファる 典拠が怪しい (レベル22) 
wage 給金
honour 名誉
recognition 知名度
in case of success 成功した場合は
expedition 探検
heroic age 英雄時代
Shackleton’s expedition became recognized instead as an epic feat of endurance.
epic 叙事詩的な
feat 手柄、偉業、妙技、早業
endurance 忍耐 堅忍不抜 遭難した船の名前が Endurance号でした。エン「デュ」(ア)ランス

明日9/23は祝日なので「今日の英語」休みます。

Leave a Comment

Comments

No comments yet. Why don’t you start the discussion?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA