大気の総量の計算法について。
昨日は対流圏の厚さを使いましたが、上の方は圧力が低い(上端で約0.1気圧)ので正しくありません。昨日は気圧が対流圏全部1気圧として計算していたところが間違っていました。頭のいい方法が下記に載っていました。大気圧そのものから、大気の質量を求めます。
https://www.s-yamaga.jp/nanimono/taikitoumi/taikiatsu.htm
地表は1気圧 = 1013 hPaです。P=m g/S , g=9.8ms^-2 なので、
1m^2の上の大気の質量は m = PS/g= 1.03323×10^4kgとなります。海の中の圧力と同じですね。自分より上の重量がかかります(パスカルの原理と力の釣り合いを考えるとわかる)。
地表面積は510×10^14m^2(これは昨日の計算が合っていた)なので、大気総量は5.25×10^18kgです。
温暖化の時のCO2の「濃度ppm」というのは、水分を除去した乾燥大気中のモル比のようです。
https://cds.climate.copernicus.eu/cdsapp#!/dataset/satellite-carbon-dioxide?tab=overview
大気総量から水を無視することにして、大気の平均分子量が28.8なので、
大気総量は1.8×10^20mol
そのうちの100ppmは、1.8×10^16mol, CO2分子量44g/molをかけて8000億トンとなりました。
昨日は20兆トンと言っていたので、25倍 間違っていました。
昨日は日本近海でその1/70と言っていたので、日本近海で100ppmの25/70, すなわち30ppm分くらいは海底貯留できることになります。45年で90ppm増えるそうですから15年分の時間稼ぎにすぎませんが、少しは貢献できそうですね。確かに、自然のCO2除去要因が存在しなければ(←不明)CO2問題は待ったなしであることがわかりますね。
今日は、press 関連を覚えましょう
compress 圧縮する
suppress 抑圧する、鎮圧する、隠す
suppress a yawn あくびをかみ殺す a yawn ヤーン あくび
suppress stomach acid secretion 胃酸の分泌を抑える
secretion 分泌(ぶんぴ、ぶんぴつ)、分泌物 セクレション
hormone secretion ホルモンの分泌
動詞は secrete セク「リー」ト 分泌する の他に 隠匿する(=to hide something)が辞書にあります。
日本語辞書には、secretionで「隠匿」「分泌」とありますが、英英辞典には「隠匿」の意味が無くなり、「分泌」だけになっています。おそらく英英辞典のほうが新しく、言葉が変化しているということでしょう。
repress 抑える、こらえる、抑圧する repress one’s emotion 感情を抑圧する、こらえる (心理学的な意味があります)
oppress 権威を不当に使用して咎める The country was oppressed by a tyrant. タイラント 暴君
squeeze スク「イ」ーズ 圧搾(あっさく)する、野球のスクイズ
squash スク「ワッ」シュ 押さえつけてつぶす He sat on my hat and squashed it. あいつは俺の帽子の上に座ってつぶしてしまった。
mash 料理法のマッシュ mash potato
grind グラインド つぶして粉にする
press は印刷する、出版する、出版物、報道という意味もあります(印刷のときに版を押しつけたことから)