年のせいか、図鑑のように写真の多い本を見て心を休めることが多くなりました(いくつか先人のそのような記述を見たことがあります。若い時は「なんと暇な・・・」と思っていましたが、今はわかります。年齢とともに、ずっと根(こん)を詰めることが難しくなります)。最近見ている本は、大石善隆著(福井県立大の先生です)・コケはなぜに美しい(NHK出版)ですが、その中で、ギンゴケ(Bryum argenteum)やシモフリゴケ(Rhacomitirum lanuginosu)が面白いと思いました。下記は、個人のwebですが、顕微鏡写真がすばらしいです。
https://soyokaze2jp.blogspot.com/2017/08/blog-post_5.html
これらのコケは、葉の先に「透明尖」という葉緑体がなく、とげとげになっている組織があります。上記の本によると、体温の上昇を防ぐ、蒸発速度を遅らせる、朝霧や霧を吸収する、強すぎる光を散乱する、という役割を果たしているそうです。SFの古典「砂の惑星」(1965年,新版の映画が2021年10月に公開)に、砂漠を緑化するためにプラスチックの特殊な構造体を植物に取り付ける場面があったのを思い出しました。同様の役割です。
https://wwws.warnerbros.co.jp/dune-movie/
銀白色 silvergreen
図鑑 a picture book, a pictorial book, an illustrated reference book
絵本 a picture book, an illustrated book (図鑑との区別が明確ではないですね!)
根を詰める=集中する concentrate コン「セ」ントレイト
ovate shaped 卵型の “ov” (オウヴ)は「卵」です。oval 楕円、ovum 卵細胞、ovule 胚珠
costa (解剖学)肋骨 複数形は costae コケは維管束がないですが、「中肋 costa」という一筋の葉脈があります。
一般用語では、肋骨 rib, frame
Costa Rica は、スペイン語で「富める海岸」 Costa …で …の海岸 という意味でニュースなどで使います。 the Costa del crime 犯罪の多い海岸
透明尖 transparent tip (?)
緑化 tree planting, greening, replanting, verdure plan
“verd”はラテン語系の「緑」(フランス語はvert)、サッカーの東京verdyのユニフォームも緑ですね https://www.verdy.co.jp/
dune 砂丘
霧 mist
もや mist, haze(ヘイズ)
とげ thorn(s) そーン
lancet 刃のある針 「刺絡針」「三稜針」などと訳すみたいです
lance 槍(やり) これに「小さい」の意味の「et」がついています。
The Lancet = 権威あるとされるElsevier社の医学雑誌(Impact factor=79.3(!))