家畜の遺伝子改変による防疫

家畜の病気は、最近の豚コレラや口蹄疫などニュースになっているように、防除に多大な努力が必要です。家畜を遺伝子改変して感染に関与する受容体を子孫にわたって削除してしまおうという試みが実行されようとしています。
(下記、無料版は冒頭のみ)
https://www.technologyreview.com/2020/12/11/1013176/crispr-pigs-prrs-cd163-genus/

昨年ノーベル賞のCryspr-Cas9を用いるようです。HIV対策で人間の受精卵に対して同様の試みをした無茶な学者がいて問題になりましたが、それを受けて国際的に協議が行われ、生まれていない人間の疾病予防には遺伝子編集を使用しないことになっています。
既にかかっている病気の治療としての遺伝子導入は認可されているものもあります。
https://en.wikipedia.org/wiki/Gene_therapy (日本語版は古い)
ついに市場にも出てきました。1回の投薬が1億円超のようです。コロナのmRNAワクチンは遺伝子改変はしませんが、遺伝子医薬は加速するでしょうね。
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/mag/btomail/19/05/27/00544/

cholera コレラ
epidemic stomatitis, foot-and-mouth disease 口蹄疫
epidemic 疫病の
airborne viruses 空気感染ウィルス
piglet 子豚
swine ス「ワ」イン 豚の swine cholera 豚コレラ
他にも bovine 「ボ」ヴァイン 牛の、feline 「フィー」らイン 猫の、canine 「ケ」イナイン 犬の など、ラテン語由来の動物形容詞があり、属名として、また一般の文章でもよく使います(level 11-14)。
http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2010-04-18-1.html
gene therapy 遺伝子治療
genetic modification 遺伝子改変
clinical trials 臨床試験
Phase I clinical trial 第一相臨床試験 健康なボランティアに対するもの
recessive 劣性、退行性
dysfunctional protein 機能障害タンパク質 (つづり注意 dysです)
deleterious デ「れ」テリアス 有害な
mutation ミュー「テイ」ション 変異
eradication イラディ「ケイ」ション 根絶、撲滅  eradication of deleterious gene mutation 有害遺伝子の完全な除去

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