今週から、金曜日は新渡戸稲造「武士道」の面白いところを紹介していこうと思います。もともとが英語で書かれているので、勉強になると期待しています。wikipediaによると、新渡戸博士は、盛岡の上級武士の家(祖父は江戸で材木商としても成功した(!)盛岡藩家老)の生まれ(1962)、東京英語学校、札幌農学校卒、ジョンスホプキンス大に私費留学(中退して札幌農学校助教授)・米国人と結婚、ドイツのハレ大学で博士号、札幌農学校教授、体調を崩して休職してカリフォルニアで転地療養中に「武士道」を執筆して世界中でベストセラー(1900)、台湾に役人として赴任して砂糖産業を立ち上げ(1901)、京都帝国大学法科大学教授(1903-)、東京帝国大学農科大学教授兼第一高等学校校長(1906-13)、国際連盟事務次長(1920-26)、貴族院議員(1926-)、日本の国連脱退(1933)の後、太平洋問題調査会議に日本代表団長として出席中にカナダで病没(1933)となっています。以下は、著者紹介と、本の扉にいくつか書いてある詩の引用からです。
League of Nations 国際連盟
United Nations 国際連合
the Allied (Powers)第二次大戦の「連合国」
the Axis (Powers)同、枢軸国
The international bestseller brought the prolific writer(=Nitobe’) lasting fame.
prolific 多産な、多作な プロ「り」フィック
Chivalry is itself the poetry of life. 騎士道はそれ自体が人生の詩である。(Schlegel)
chivalry 「シ」ヴァるリ
What if the breaks themselves should prove at last / The most consummate of contrivances /
To train a man’ eye, teach him what is faith? (Browning)
consummate 完成する、極点に達せしめる
conrivance 工夫すること、考案
faith 信念、信条、ここは、真正の信仰