分子進化の「ほぼ」中立説

分子進化の「ほぼ中立説 nearly neutral theory」というのも遺伝研から提出されて定説となりました(太田朋子博士 1973)。これは、弱い自然選択が起こる変異の蓄積率は、集団の大きさによるということを数式で示しています。これにより、孤島などの小集団で進化が加速されることが説明できます。素人目には、簡単に言えることはこれくらいで、後は歴史学に近いものになると思います(偶然の出来事を扱う必要がでてくる)。日本人の起源などもDNAの変異の解析を使って議論されています。

https://www.nig.ac.jp/museum/evolution01.html
https://en.wikipedia.org/wiki/Nearly_neutral_theory_of_molecular_evolution (日本語のページは未完成です)

swath ザブンと水をはねる、バシャバシャいう
purge バージ 排除する
accumulate 蓄積する、積算する
population 人口
beneficial 有益な⇔ deleterious 有害な
fluctuations ゆらぎ
generations 世代
adaptation 適応
E-coli イー「コウ」らイ 大腸菌
transciptional error 転写エラー
… because the mathematically simpler neutral theory for the widespread molecular systematics research that flourished after the advent of rapid DNA sequencing was favored. 高速DNAシーケンシングの発明の後盛んになった分子系統学の研究の広がりの中で数学的に簡単な中立説が好まれたためである。
advent は、宗教用語では「降臨・降誕」(例 advent calendar)ですが、影響力の大きな技術が発明されたことを指すこともあります。シンクロトロン放射光や、DNAシーケンシングなどによく使われます。対象は明確なイベントeventでないといけません。以前、advent of organic chemistry と書いたら査読者にダメ出しされました。
fart おならをする おなら(countable) 嫌な人 let off a fart おならをする ファート 上品な言い方として make a wind
flatus フれイタス おなら 腸内ガス
belch べるチ げっぷをする、げっぷ

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