Hoffmann 交通標識の裁判

今週のHoffmannは、第6章”Signs and Portents: No Parking in the Courtroom”、交通標識が間違って取り付けられていたたため駐停車禁止の箇所で駐車して違反切符をもらった学者の裁判の話です。実在かどうかわかりませんが、裁判記録をドラマ仕立てで紹介しています。丸に斜め線の駐停車禁止の標識が横棒になっていた場合に違反切符は有効かどうか、という裁判が最高裁(!)で裁かれます。標識とは何か、化学における分子式や、記号論などを使って議論しています。面白いですが、詳細は書ききれません。一例をあげると、「Scotland では男性も skirt(kiltという)を履くからトイレの標識は無効となる」など。
https://en.wikipedia.org/wiki/Kilt  下の方に写真があります
結論は、ユダヤ法により、「あいまいな文や記号があった場合は、普通の知能を持つ子供に判別できれば有効、そうでなければ無効」として、実際の間違った標識を外にいた子供に示して「有効」と判別されたため「有罪」となりました。罰金は半額として、ここまでの裁判費用(当然、かなりの額になるでしょう)は警察が負担する、という判決でした。例によって難しい単語が使われていますが、難しすぎないものを紹介します。
appellant 上告の、上告人 ア「ペ」ラント <appeal
respondent 被告(離婚訴訟などの)、回答者
an accuser 原告
a defendant 被告

indulgence 耽溺(たんでき) おおめに見ること
cognizance 「コ」グニザンス 認識 
addiction 習慣的中毒

deluge 大洪水 氾濫 ノアの洪水 「デ」るージ (レベル11)
zodiac sign 星座の黄道十二宮(誕生日で○○座というやつ) 「ゾウ」ディアック(レベル6)
arbitrary 任意の
“no standing” sign 駐停車禁止標識
chide チャイド しかる、小言を言う、叱って~させる(レベル11)
She chided her daughter into apologizing for getting her dress dirty. 彼女は娘が服を汚したので叱って謝らせた。
The police reaffirmed(再確認した) that a transgression(違反、犯罪) of the law had occured.
kidney glomerulus 腎臓の糸球体
Flames are outlined cypresses. 炎は輪郭を持った糸杉である(詩の引用、確かにそうですね)「サイ」プレス(レベル12)
Surely the facts indicate that the last hypothesis, gven Ockham’s Razor (that one should not use complex explanations when simple ones suffice), is likely to be correct. 「オッカムの剃刀」はAIの動作規則の一つとして使うので、知っていたほうがいいです。
Saussure ソシュール、記号論の創始者
semiotic 記号論 セミ「オ」ティック
scion 「サイ」オン 接ぎ木の接ぎ穂、若枝、子孫、御曹司(おんぞうし)
frown フラウン 「顔をしかめる」ですが、程度がいろいろあるようです。不機嫌な怖い顔をする、納得しない顔をする、鼻白む(はなじろむ)などと訳されます(レベル5)
 He often frown others down. 彼は怖い顔をして周りを黙らせる。
 Frowning, he realized it is almost unnecessary to for the Justice to annouce his verdict: the Appelant is GUILTY. 納得しないながらも、彼は判事が判決を言い渡す必要がほとんどないことに気づいた。「上告人は有罪」
verdict 「ヴァー」ディクト 評決
jury ジュリ 裁判員、陪審員

Leave a Comment

Comments

No comments yet. Why don’t you start the discussion?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA