Hoffmann  Lake Marah の奇跡

今週のHoffmannは第4章に飛びます。Bitter Water Runs Sweet という題で、Lake Marah の奇跡に科学的な説明が可能かどうかを議論する43通のe-mail(mailing list)から構成されています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Marah_(Bible)
1章もそうですが、演劇のような手法で書かれており、冗談やe-mail上の喧嘩もあって読ませます。
Lake Marahの話は、苦い水にモーゼ(Moses)が神様に教えられた植物を入れたら甘くなって飲めるようになった、という聖書の記述です。アルカリをクエン酸で中和した、鉄塩をタンニンで沈殿させた、MgSO4(にがり)にシュウ酸を入れてMg(COOH)2として沈殿させた、入れた植物に舌の感覚を変えるziziphinのような分子が含まれていた、等の説が提出されます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%B8%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3
https://en.wikipedia.org/wiki/Ziziphin
ziziphinやギムネマ酸
https://en.wikipedia.org/wiki/Gymnemic_acid
はantisweeterとのことで、この奇跡とは逆ですね。
ミラクルフルーツに含まれるmiraculinも例として挙げられています。これは酸味を甘みに変える働きで、タンパク質なのが面白いですね。この作用は偶然なのか、植物の進化によるものなのか、研究されているのでしょうか?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3

a newbie 新参者 I’m just a newbie, a theoretical chemist with no experience of bitter waters other than tonic water.
tonic water 香草・柑橘の皮入り炭酸水 外国ではキニーネが入っているのは知りませんでした。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC
miracle 奇跡
epithelium エピ「せ」リウム 上皮
taste bud 味蕾(英語と漢字が対応していることを今知りました) bud は「蕾(つぼみ)」
willow 柳
date なつめ デーツ
brackish ブラキッシュ 塩辛い、まずい
ordeal オー「ディー」ル 試練
murky マーキ 暗くて陰気な
wade ウェイド ぬかるみを歩いて渡る
In trying to clear up the murky problem of bitter waters of Marah we have waded deeper and deeper into that passage.
heal ヒール 癒す(いやす)

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