コンテナ船とグローバリゼーション

コンテナ船に関して、「コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった」レビンソン、村井訳 日経BP が面白かったです。2019の改訂版はあとがきで野村総研による最新情報解説も載っています。1960年代に1人のトラック運送業者がコンテナを思いついて海運業に乗り出し、もう1社と有効性を実証して20年かけて広まりました。ばらばらの貨物に比べて積み下ろしの効率が格段に向上して輸送コストが桁で下がりました。衣類や中間製品、部品など、単価が安いものを運んでも元がとれるようになったため、工場が労賃の安いところに移転しました。現在のGlobalizationの立役者というところでしょう。 経済学者、官僚、政…

コンテナ船の大きさ

スエズ運河で座礁したエヴァーギヴン号は、全長400m,幅59m、喫水深さ33mで、長さは札幌駅くらいです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%AE%E3%83%B4%E3%83%B3 積載重量は20万トンで、20ft((長さ)6058×(幅)2438×(高さ)2591mm)のコンテナを20124個積めるそうです。 https://www.mol-logistics-group.com/support/handbook/seacontainer/index.html 鉄道のコンテナは1…