知識創造企業(2) 西洋哲学における認識論

金曜日の「知識創造企業」2回目は2章の半分です。2章3章は理論的な「キモ」なのでじっくりいきたいです。 2章はプラトンから西洋哲学を概観し、それを踏まえて日本で「知識」をどうとらえていたかを歴史的に説明します。それからこれまでの経営学のなかで「知識」をどう扱っていたかを解説し、そこに不足があったために経営学を取り入れたアメリカ企業が1970-1980年代に不調に陥ったという話をします。 説得力のある議論を展開していて感心しました。今日は西洋哲学と日本における「知識」のとらえ方についての英文を見ていきます。 “The philosophical inquiry of knowledg…

知識創造企業(1)

金曜日の読書は今日から新しい本です。”The Knowledge Creating Company” by I. Nonaka and H. Takeuchi (訳書 「知識創造企業」)を3か月くらいかけて読んでいこうと思います。昔読んだ「失敗の本質 - 日本軍の組織的研究」を読もうと思ったのですが英訳が見つからず、同じ著者の本を探していたらこれを見つけました。1995年刊で、続編が2019年に出ています。 著者2人は日本の企業を辞めてUC BerkleyでphDを取った一橋大学の先生で、英語で書いています。私も英語で教科書を書いてみたいと思っていますが、日常に追われて…