「SQL」の発音

SQLの読み方はいくつかあるようです。Structured Query Language 「構造化問い合わせ言語」の略だそうです。

How to Pronounce SQL: SQL or Sequel?


もともとsequel という言語として始まったので、「スィークエる」と読むのが玄人で、「エスキューエる」は素人だという説もweb掲示板には出ていますが、
上記によればどちらでもよいようです。が、「スィークエる」「シークエル」と言われてもわかるようにする必要があるでしょう。web掲示板には”squirrel(りす、スク「ワ」レラる)” と発音している変な奴がいた、という書き込みがあってもりあがっていて面白かったです。
この言語は、繰り返し(for ループや while ループ)文がないというのを知ってびっくりしました。データベースはエクセルの表のようなものですが、行や列の番号はもともと存在せず、1行がセットとして扱われ、行同士の順番はもともと定義されません。1行ごと調べていくという概念がないので、その繰り返しも不要というわけです。
データベースをどうやって操作するかというと、「要素の追加」「要素の削除」「ある特徴を持った要素(行)の抽出」「要素の演算」ができればいいと割り切ると、データ行の順番は要らないことになります。主要な命令は、「この特徴を持つデータを抽出して新たな表を作りなさい」という命令です。コンピュータ内部では1行ごとに見ていっているのでしょうが、操作する人(やプログラム)から見ると、「抽出しろ」と宣言するだけですべてが可能となる、いわば天上から下界を操作するような言語です。
「宣言型プログラミング言語」と呼ぶようです。実際、SELECT 文といって頭に”SELECT “がついている命令文を組み合わせてプログラミングします。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A3%E8%A8%80%E5%9E%8B%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0
「命令型プログラミング言語(ノイマン型コンピュータでは自然なやり方)」に慣れているとかなり違和感がありますが、1つのデータベースをいろいろな人が同時に触る(銀行の取引を考えてみてください)場合など、一瞬で変更が終わる(途中段階で他の人はいじれない)という設計のほうが面倒がないと思います。実際は一瞬では終わらないで時間がかかるため、高速化のためのプログラミングノウハウがありますが、今はコンピュータが高速になったので昔ほどは気にならないのではないでしょうか。また、ハードウェアの工夫で高速化するのも面白そうです。

英語は https://www.dbvis.com/thetable/sql-or-sequel/ から
delve into ~を精査する,詳細に調べる
relational database SQLが対象とする、要素同士の関係を集合として扱うデータベース。現在はこれが主流。
“In the following years, Donald D. Chamberlin and Raymond F. Boyce developed a query language named SEQUEL, inspired by Codd’s ideas. SEQUEL, however, faced a trademark violation claim from the Hawker Siddeley aircraft company, leading to the name being changed to Structured Query Language or SQL.”
inspired by … に触発されて
trademark violation 商標権侵害
Oracle 会社名ですが、英単語としては “神託”
“Distinguished authorities in the field offer differing pronunciations. Prof. Jennifer Widom, a renowned author of database books, pronounces it “sequel” in her Stanford database course, as does Christopher J. Date in “A Guide to the SQL Standard”
distinguished authorities 偉い権威  “Ladies and gentlemen, distinguished guests, I would like to give you welcome address.” 皆さん、ご来賓の皆様、歓迎の言葉を申し上げます。
renowned author 評判の著者
“Certain pronunciations seem to be tied to specific products or vendor dialects.”
pronunciations プロナンスィ「エ」ーションズ 発音
be tied to 結びつけられる
vendor (製造・販売)業者 a vending machine 自動販売機
dialects 方言 「ダ」イアれクツ
“The way of pronunciation is a matter of personal preference, context, and expertise.”
personal preference 個人の好み
context 文脈 「コ」ンテキスト
expertise 専門 「エ」クスパタイズ

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