金曜日の読書は、今週から宮本武蔵「五輪書」を英訳と合わせて読んでいくことにします。五輪書というとおり、5章からなっています。宮本武蔵は今の兵庫県に1582年に生まれ熊本にて1645年没、400年前の人です。豊臣秀吉により全国が統一されたころに生まれ、徳川体制が確立するころ(30才ころ)まで全国で剣術の強い人を求めて60回以上戦って一回も負けなかったことで知られています。当時一番剣術が強かった人と言っていいでしょう。刀を二本持つ二刀流です。
大阪夏の陣に参加した後、故郷に帰って大名に仕え、50才台で熊本の細川家のブレーン(客分)として雇われて最晩年に洞窟に籠って五輪書を執筆しました。なんとか完成できましたが、最終章「空の巻」は短いものになっています。
中年以降も「二天一流」という流派を立ち上げ、養子(兵庫県の藩の家老になった)とともに島原の乱の鎮圧に参加するなど兵法で活躍しましたが、それだけでなく水墨画など他の分野でも独学で高度な境地に達したと言われています。webにも絵が解説付きで見つかります。
https://artscape.jp/study/art-achive/10102134_1982.html
五輪書は今回初めて読みましたが、たしかに面白いです。
日本語は角川文庫(魚住孝至編・解説)、英語はKenji Tokitsu訳・解説のKindle版を参照する予定です。
今回はwikipediaなどから単語を拾ってみましょう。
“Fujiwara” was the lineage from which Musashi claimed descent.
lineage らイネージ、りニエージ 家柄
descent 子孫である
marshal arts 武道
first duel 最初の決闘
“a sward adept of the Shinto ryu” 神道流の剣の達人
sward 剣
adept ア「デ」プト ~に熟達して level 10
“Musashi’s eczema developed in his infancy, and this adversely affected his appearance.” 英語らしい表現です
eczema = dermatis 皮膚炎
infancy 「イ」ンファンスィ 幼少期
adversely affected his appearance 外見が損なわれた
nephew 「ネ」フィユー 甥
“He proposed the duel out of rivalry or jealously.”
rivalry ライヴァるリ ライバル心
jealously うらやみから
fief フィーフ 封建時代の領地、封土 level 20
“A fief was a central element in medieval contracts based on feudal law.” 領地は中世の封建制度の法に基づく契約の中心的なものであった。
medieval メ「ディー」エヴァる 中世の
contract 契約
feudal 「フュ」ーダる 封建制度の