宇宙のGreat Wall

銀河の分布にむらがあることは、1989年にハーバード大学の研究者によって発見されました。地球から最も近い構造は、2億光年離れたところにある、厚さ1500万光年幅3億光年、長さ>5億光年の銀河集団がつくる「壁」で、万里の長城にちなんで Great Wall と名付けられました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AB
その成因は暗黒物質(電磁波や光を発しないので天文学的に観測されない物質、dark matter)の分布のむらであるというのが定説だそうです。この大きさになると、電磁気力などは正負が打ち消しあうので、重力だけが主役になります。銀河が泡立てた石鹸のように分布しているという観測事実を説明しようとすると、暗黒物質が宇宙の質量の大部分である、という定説になるようです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AE%E5%A4%A7%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E6%A7%8B%E9%80%A0
以上の議論は物理法則が時間によって変化しないという仮定をしています。ここを疑い始めると、「恐竜の骨など、進化論の証拠を全部そろえた形で地球は5000年前に創造された」という反進化論者と似た感じになりそうです。
関係ないですが昨日は満月でしたね(実際は6/14が満月)。

むら inhomogeneity インホモジェ「ニ」エティ
類義語 nonuniform
    heterogeneous
    heterogenous
    hybrid
成因 origin
反進化論者 antievolutionist
銀河 galaxy
我々が居る銀河(天の川銀河系) Galaxy / Milky Way Galaxy
我々が居る超銀河集団(おとめ座超銀河団)Virgo Supercluster
おとめ座超銀河団の主鎖は1万個の銀河を含む Laniakea Supercluster (Laniakea らニア「ケイ」アはハワイ語、open skies)
空洞 void
空隙 gap

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