Justice 第三章 リバタリアニズム(自由至上主義)

勝手に、金曜日は古典、哲学、経済学などの本を読んで重要な英単語を紹介することにしています。理由は、外国人と小さなパーティや飲み会をするときに深い会話をすると文化の違いが理解できて面白いのと、仕事にも役立つと思うからです。私の経験では、時事問題だけでなく、関連して深い内容を振ってくる人が予想より多いです。言語はもののの見方・考え方を作るので、7000語レベルの英語が使えると世界が広がると思います。さて、Justice 第三章 Do we own ourselves? – Libertarianism です。富の再分配をどこまですべきか、個人の安全のための規制(例:ヘルメットやシートベルト)を義務化することの是非、自分の臓器・才能・命は自分のものかどうか、好きに使っていいのか?という議論がなされます。大きな政府を志向するリベラルが自由を要求し、小さな政府を志向する保守派が倫理問題には規制を要求するというねじれ関係がある、というのが面白かったです。私個人としては、「ガチャ」で得たものは自分のものではない、というのが日本人の古来からの考え方だと思います。真逆の考えをする人もいるようで、若い時に”Atlas Shrugged”という小説を勧められて読みました。テンポが良く、分厚い本がするする読めてさすが昔のベストセラーと思いましたが、強い違和感で数日体調を崩してしまいました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%A9%E3%82%92%E3%81%99%E3%81%8F%E3%82%81%E3%82%8B%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B9

Do we own ourselves? 私は私のものか?
Libertarianism 自由至上主義、はあまり使わないですね。りバ「タ」リアニズムのままでも日本語です。
liberals リベラル派
conservatives 保守派
Redistributive taxes are a form of coercion, even theft.
coercion コアージョン 強制、弾圧政治 level 11
theft せフト 泥棒、盗み
redistribution 再分配
welfare state ウェる「フェ」ア 福祉国家
existentialism 実存主義
dialysis ダイ「ア」りシス 透析療法
“This line of reasoning takes us to the moral crux of the libertarian claim – the idea of self-ownership.”  このように考えていくと、リバタリアンの主張の急所である自分は自分のものかという考えにたどり着く。
crux クラックス 要点、急所、南十字星 level 11
“Michel Jordan announced retirement and Chicago Bulls fan were bereft.” ジョーダンが引退を発表してブルズのファンは喪失感を味わった。
bereft < bereave ビリーヴ 奪う、失わせる
objection 反対意見
“Despite the appeal of this idea, its full implications are not easy to embrace.” この考えは魅力的だが、その意味するところすべてを受け入れるのは難しい。
implications (裏の)意味、包含、含蓄 level 7
embrace 抱く、喜んで応ずる level 5

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